履歴書に書いていないことを、面接でアドリブしてしまう

こんな人はキケンです。不採用確定に近い判定が出ると思っておいた方がいいですよ。

 

脅すようですが、なぜこんな話をするのかというと派遣ではお顔合わせ前に「練習」という形をとるんですね。面接練習と変わらないので、派遣に限ったことではないのですが。

ただ、この練習をしておく意味は大きくて「履歴書に書かれている内容の最終チェック」をすることにあります。基本的に面接は、履歴書をなぞった対応で問題ありません。

 

よく「アドリブで良いことを言ってしまおう」とする方がいるので、ぼくの勤める派遣事業所では「履歴書に書かれてあることの再現性」に重きを置いて練習してもらっています。

これが出来ないと落ちる可能性が増えますので。なぜ、履歴書に書いてないことを面接で言うとダメなのか。これについて説明します。

企業は「履歴書の再確認」をするために面接をしている

ぼく自身、就活時代には履歴書に書いてないことをアドリブで言ってたことがあるんですね。今にして思えば、誰にも指導を受けなかったので落ちていた原因にもなったんでしょうけど(汗)

たとえば、志望動機がありますよね。介護をやってみようと応募するために書いたとします。

 

【履歴書に書かれた志望動機】

祖父母に大事にしてもらったことや、近所のお年寄りに優しく接してもらいながら育ってきました。

その恩返しをしたい気持ちから、社会貢献にも繋がる介護職を希望しています。

 

これには問題がありません。そのまま志望動機を伝えて、企業側も目を通しているので「こういう気持ちで介護をしたいんだな」ということを理解してもらえます

そのため、面接でも「どうして介護を志望したのですか?」と聞かれたら、上記の動機を膨らませる話をすればいいのです。「大事にされたエピソードをお聞かせください」という具合に関心を持ってもらえます。

 

これで企業も、書かれていない部分までより理解できる状況が生まれ、説得力が伝わるということ。

ですが、全く見当違いなことを言う人もいます。ぼくも過去に言ったことがありますが、良いところを見せようとアドリブを入れるわけです・・w

 

これは付き添ってお顔合わせに行った派遣スタッフさんでも時々出てくるので、ここをお読みの方は注意しておいてください。

 

【面接で聞かれて答えた志望動機】

介護現場がニュースでは多く取り上げられています。福祉環境における人材が育っていない報道などを見ると、この国の未来が心配になります。

そんな日本でお年寄りに不安を与えないような、しっかりとした人材の必要性を感じ応募させて頂きました。

 

舞い上がるという感じですが、面接で聞かれてると「少しでも良いことを言わねば」と感じる人が出てきます。特に面接に向けて研究し過ぎて、ニュースなどで話題になっていることに独自の解釈を入れる人などもいるほど。

確かに聞いた印象ではよく勉強していて、真面目な話に聞こえるのですが・・。ですが、書かれてあった「志望動機との一貫性の無さ」に企業側は不安を抱くわけです。

 

採用担当の方とお話していると、履歴書と面接で志望動機が一致しないと「その場しのぎ」の対策をしているだけのように見えると言われたことが実際にあります。

これらの問題に注意して、面接で聞かれたことには「履歴書の内容をそのまま伝えるだけ」という意識で向かって下さい。これが出来れば、不採用の確率は減りますから。

 

就活面接に自信がない30代は、プロの専門家にレクチャーを受けよ

「面接に練習など要らない」という方は問題ないのですが、こういった面接でしっかり受け答えをできる人材になりたい人もいると思います。

そういう場合は、転職エージェントや派遣会社で応募先の企業が問いかけてくる面接のシステムを教わるのがいちばん効果的。企業と契約している人材会社なので、ピンポイントで質問内容を教われます。

 

エージェントや派遣は、ぼくの仕事のように企業まで足を運びますし、お顔合わせの際にもしっかり隣で見聞きしていますので。

「あの会社は、こういう質問をする」ということを知らされるだけでアドバンテージ

 

「どうしても面接で失敗を重ねている気がする」という方ほど、こういった事前レクチャーで細部まで情報をくれる求人サービスを活用されてみることをオススメします

ぼくも派遣営業として、スタッフさんに言われるんですよね。「本当にそのままの質問をされて答えやすかったです!」と。

 

30代転職サイトをまとめているので、気になる方はチェックされてみて下さいませ。DODAがもしお近くにあるなら、ぼくも使って便利だったのでオススメしています。