会社を辞める理由が浮かばない

早く会社を辞めたいのに、良い理由が浮かばずに困っているという人は多いと思います。

毅然とした態度と理由で言える話ならいいですが、ただ辞めたいだけの時など困りますからね。

 

なるべく引き止められたくないですし、ウソを言っても信じてもらえないと面倒。円満退職に持って行ければいいと思いつつ理由作りがしんどい

 

そこで今回は、ぼくの勤める派遣事業所から派遣されたスタッフさんが辞めて行った時の理由をまとめてみました。

「こりゃ納得だな」という使える話なので、実体験を含めて紹介します。あまりにも秀逸なので、ぜひ参考にして辞める方向に持って行ってみて下さい。

思わず納得!会社を辞める理由

一般的には「辞める理由」だけを説明すればいいのですが、エピソードも混ぜておきます。

経緯を知った上で使っていただければ効果は上がります。本当は理由なんて言わなくていいんですが、聞かれたら答えないと気まずいですからね(汗)

 

収入を大きく増やしたいので勉強する

年齢は忘れたのですが、30代半ばの男性でした。急に辞める話が出ていたので理由を聞いたら「収入を増やしたい」とのこと。しかも大きく増やすという目標です。

そのため、当時やっていた仕事を辞めて思い切って勉強してから就職する方向に向かうと言うんですね。

確かに、当時の仕事は事務だったので大きく収入が増えにくい業種。

 

そこで「勉強も兼ねて辞める」と言われると、こちらとしては引き止めようも無い話になりました。まあ・・ぼくは引き止めず、辞めると言ったらどうぞと言うタイプですが。

派遣先の企業さんからは、少し給料をアップするからと引き止めたかったみたいですが「大きく収入を増やす」という目標は叶えられず。

仕方なしの状況から円満退職になりました。双方納得という感じですね

 

ここからが面白いんですが、後々になって彼はふつうに別の派遣会社で就職していた事がわかったんですね。

今にして思えばその場しのぎだったのかなと思うも、良い辞める理由を使ったなと感心しましたwぼくも何かあったら使いたい(笑)

 

「結婚したい相手」が出来たので別の仕事に変わる

「結婚したい相手が出来たから」という理由で辞めた方もいます。結婚するなら継続して働くのでは?とふつうは思うところですが。

話としては、「結婚相手と今の家の距離が離れ過ぎている」という事。そのため、引っ越して「お相手女性の家の近くから通える職場を探したい」と言うんですね。

つまり遠距離恋愛をしていたようです。

 

彼女側のご両親は体調が悪くなりやすいので、なるべくお相手のご両親の近所に住むという話でまとまっているんですね。

「人の幸せ」に関わる話なので、特に問題なく辞めていかれたケース。

移動距離にして1時間ほど離れた場所に引っ越すので、引き止めて通って欲しいとも言われずに済んでいました。

 

ただ、その後結婚したのかはよくわかっていません。

もしかしたら辞めるためのウソだったかもしれませんが、それでもバレないですから。「結婚されましたか?」なんてプライベートな話を追いかけて聞いてくることもないですから

 

この方は、ぼくと同じくらいの年齢だったので「おめでとうございます!」と送り出してますよ。ぼくも結婚しないと・・w

 

親が精神的におかしくなっている

ストレス社会なので「精神的におかしくなる」という話はよく聞きます。ただ本人がおかしくなっていない場合でも使えるケースを目の当たりにしました。

入社してわずか3ヵ月くらいの男性だったんですが、「親が精神的な病気を患ってしまいサポートが必要になった」と退職願を出されています。

 

「親の介護が必要」などはよくある理由なんですが、親の介護のために働けなくなるのは疑われやすいんですね。

親の介護のために仕事を辞めて生活をどうするの的な疑念を持たれやすい

 

介護の世界は福祉制度も整っているので、サポートを公的機関に相談すればそれなりにやってくれますので。ぼくも元介護だったのである程度は分かります。

 

しかし「精神的におかしい」と言われると、何だかこちらとしても良く分からないのでそばにいてあげた方がいいのでは?と思うのも事実

メンタルの不調は、家族の理解やサポートがいちばんになるという意味においてはバツグンの辞め理由に使える事例でした。

 

職場に気になる女性がいて集中できない

思い切った理由だな・・と感じたのは恋愛が絡んだ話。30代の男性ですが、22~23歳(?)の職場の子が気になるらしいんですね。

仕事に差し障るほど集中できないほど好きなようで、それで辞めると言い出しまして。

 

すでに告白を済ませていて、普通に断られてしまっていたので居心地が悪いのもあったようです。

職場恋愛に失敗してしまったというのは、辞める理由としては違和感もある気がしましたが・・。告白して気まずいまま働くというのも、確かに集中できないだろうなと。

すでに紹介予定派遣から正社員になっていたので、ウチとの関りはほとんどなかったんですけどね。

 

ぼくが担当している企業さんで、お顔合わせも同行したので彼から相談を受けていました。

企業側もこの話は聞いていたようで、準円満退職という感じで特に引き止めることも無かったそうで。

確かに、男女関係のことを素直に話されると「仕方ないかー」となるなと

 

退職理由にはエピソードがあるといい

これらの理由を聞いてきて思ったのは、ありきたりな理由での退職よりエピソードを入れると納得されるということです。

もうネットで出ている情報ってありきたりじゃないですか。

「親の介護」や「病気」などよくあるんですが、やっぱりありがちな分だけエピソードは薄くなります

 

思えばぼく自身も、腰を痛めたことがあるんですね。これもエピソードとして書いていますが、やはり辞めやすかったです。(体調不良で辞める)

ウソをついて退職される方もいると思いますが、そこにエピソードがあるかどうかは意識した方が良いでしょう。

法的には説明する義務もないんですが、話せる内容が濃いほど信用されて辞めやすいですからね。