- 「手取り月収○○万円保証!」
- 「月給○○万円可能!稼げます!」
こういう華々しい文句で求人が出ている仕事ってありますよね。求職活動をすると、ほとんどの方が見たことのあるフレーズだと思います。
低収入の時代ですから、少し給料が良いだけで目立ってしまうというのは言うまでもありません。
読者さんの中には、すでにこういった求人で働いたけど、全く稼げなかったという残念な体験をした人もいるかと思います。
そこで今回は、こういった給料ダミー求人の被害に遭わない方法を3つ伝授します。
手取り報酬が高い求人のカラクリ
基本的に、求人を出している会社は「良き人材に入っていただきたい」と思っています。そのため、少しでも応募してくれる人材を増やさねばなりません。
そこで手っ取り早いのが、とにかく稼げる仕事であることをアピールすること。
稼げるアピールをするには、求人にガツンと掲載することがいちばんです。みんな給料をチェックしているのは、企業側も知っていますから。
この広告ありきで過大な表現がされていることを、求人・人材業界に詳しくない人は騙されてしまうカラクリがあるのです。具体的なカラクリの内容は以下。
① 残業代を含めた月収を表示している
多いパターンでは、「残業代込み」で給料が表示されているケースです。求人であろうと広告に変わりは無いので、他の会社よりも人の注意を引かねばならない現状があります。
しかし、給料をそのまま書いても低収入な企業は困りますよね。まあ、ぼくも定時で帰ってたら低所得なのでよくわかりますが(苦笑)
ウソは書けないので、「これだけ稼ぐことが可能です!」と、残業代も込みで頑張った時に得られる金額を書いているということ。これがカラクリです。
「残業代込み」と知っていれば、最初から応募もしなかったのに!というケースもありますよね。そのため、できる限り事前に給料の説明を受けた方が良いです。
ハロワなら担当窓口、派遣ならアドバイザーなど、直通で企業に問い合わせるケースでなければ気楽に聞きやすいので質問する習慣を持つと良いです。
30代からの就活なので、ある程度はお金にシビアであることは伝わっても問題は無いのです。
② 会社内でいちばん稼いでいる人の給料を掲載している
営業職に多い傾向のある、いちばん稼いでいる人材の給料額も掲載されがち。
「この会社に入って一生懸命がんばれば、トップの○○さんくらい稼げるようになるよ」というもの。
ある意味では本当なので、嘘はつかれていないのですが・・。
中途採用から入ったばかりの新人が、いきなり結果を出せるというケースもそうはありません。
そのため、基本的にチェックすべきなのは、じぶんが入社した場合の基本給を聞くことです。
周りの人はどうでもいいので、まずはじぶんが初任給でいくらもらえるかをしっかり聞きましょう。
これは、入社する前の段階でわかります。面接の席を始め、契約を交わさねばなりませんから。
当たり前ですが、入社してみないと給料がわからない会社なんて存在しないのです。
その証拠にぼくがまとめてある30代向け転職サイトを見て頂くとわかりますが、給料の掲載だけは確実に示してくれています。
怪しい詐欺被害に遭わないためにも、真っ当なところで仕事を探すことが重要ですよ。
③ 情報弱者を狙った詐欺広告
また、情報弱者を狙って露骨にウソを書いている求人もあります。いかんせん、日本の風習が影響しているところもあります。
ぼくもなのですが、給料の条件面での交渉を差し置いて面接が進むことがよくありました。
雇う側は支払う額を決めているので気にしないのですが、雇われの身にいる人は言い出せません。
本当はもっと交渉するつもりで、ガンガン話し合いがなされていいと思うのですが・・・。
しかし、お金の話をするのは・・という風習から、あえて避けてしまう人たちがいるのも確かです。
そこで狙われるのは、求人に掲載したままの給料を信じ込んで応募してくる人たちです。
この人たちは、入社するまで掲載されている給料を信じているので、いちばん騙されやすい。
そして、後から条件を伝えられてしまうというもの。
「せっかく入社したから、頑張ってみようかな」という人は多いので、そのまま給料が安く見積もられても継続してしまう罠です。詐欺にかかったようなもの。
気をつけるためにも、先に確認はするようにしましょう。あとになって、バックレないといけないのも面倒ですからね。(仕事から逃げても問題ない理由)
少しでも怪しいと思うところは、遠慮せずにどんどんツッコもう
当たり前なのですが、給料を含めて条件交渉はしっかりすべきです。後になって、実は初任給は~、試験期間中は~、入社1年目は~・・と言われても、わだかまりが残るだけ。
そのため、ぼくは直接契約に結ぶ前段階で、しっかり企業と契約をすることを勧めています。
「雇われるだけでありがたい」という気持ちは確かに誰にでもあると思うのですが・・。
「騙された」と思い続けながら働くほど、苦痛なことはありません。少しでも、みなさんが良き仕事ができるようしっかりと契約は進めて頂ければと思います。
「細かく聞いて雇われなくなったら」という不安はあるかと思いますが、まともに契約について教えてくれないところは、何かしら都合が悪いことを隠しているとも言えます。
ツッコミを入れておくことは、こういった何かを隠している企業をあぶりだす効果もあるため、有効に使っていただければと思うのです。
派遣営業マン厳選!おすすめ求人&エージェント

派遣&転職エージェント選びのポイントは、登録して実際に話を聞きつつ比較することです。
各求人会社によって、時給に差があることはこちらで解説させていただきました。 給料・時給は仕事でのモチベーションとなるため、できるだけ比較して好待遇の条件を選ぶことが重要です。
そのため派遣営業マンとして実際に働くぼくが、同業としてオススメ派遣サイトを選んでおります。
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リクナビネクスト【未経験者にも強い】
未経験者からでも採用されやすいため求人サイト利用者の8割に利用されているリクルート系列の総本山。
フリーターはもちろん、現役の正社員向けに網羅された非公開求人は登録することで全て見ることが可能です。
ぼくの派遣事業所に来られるスタッフさんのアンケート結果でも良く使っていた求人サイト№1でした。
登録と同時にリクナビ系列のアカウント取得になるため、グッドポイント診断(登録必須)も使えるようになってオトク。派遣以外の通常求人でも就活する予定なら外せないですね。
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DODA【相談しながら仕事を探せる】
キャリアコンサルタントさんのレベルが高いDODAのサポートが非常に良いです。
成長企業の筆頭格であり、コンサルタントさんがしっかり教育されているため就職しやすいですね。
もし転職に悩む30代の方であれば登録で見れる非公開案件だけでも聞きにいかれると違います。 資格・スキルがある方はもちろんフリーターでも、バイトを職歴として見てくれるため充実感は得やすいのでオススメです。
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リクルートエージェント【職歴はあるけど活かし方がわからない方向け】
リクナビネクストのエージェント版というポジションです。上記2社と同じように、実際にお世話になりました。
取り扱う求人は少なくなりますが、現職場(ハケン事業所)への求人紹介はここで見つけています。無職だったのですが、経歴なども一緒に作成してもらい感謝感謝。
上記2社の求人に納得できなければ、抑えとして利用されることをオススメします
リクルートエージェントに登録する
知名度のある会社ほど、企業側も予算を組んで出してくれるので使わない手は無いです。
スキルや資格を条件に紹介してくれるところもあれば、相談して人柄を見てくれるところなど様々。そのため、まずは登録しないと分からないことも多いです。
まずは登録して見られる非公開求人をチェックして、そこから進むと意外と早く仕事が決まるのでまずは行動を起こして良い転職を決めちゃいましょう。