転職試験で小論文を求められるとドキドキしますよね。

上手く書けなかったらどうしよう・・と思ってしまう。派遣事業で働いていると、転職希望者の方が心配される声をよく耳にします。

 

しかし、対策さえしていれば誰でも問題なく小論文についてはクリアできるんですよ。なぜなら、中途採用でトリッキーな小論文はほとんど出てこないからです。

派遣営業マンとして働いてきた1年で見た小論文のテーマは、本当にパターン化されていると言っても過言ではないシンプルな内容でした。

 

ただし対策をしっかりしていないと不採用になってしまうという現状も・・。

そういった問題を克服すべく、派遣営業マンとして見て来た小論文のテーマを暴露してみたいと思いました。

 

今回は、転職における小論文のテーマはどういったものが多いのかをまとめます。そしてどのように書くべきかの対策を教えます。

あらかじめ頭に置いておくことで、小論文にまつわるテーマに強くなれるので参考にしてください。

※ただし、ぼくの勤める派遣事業所と取引のある企業さんの傾向に限定している点だけご注意を。(過去に書いた、小論文の書き方も併せてどうぞ)

転職試験で求められる小論文のテーマ

「転職試験に求められる小論文」と聞くと、少しハードルが高そうですが対策してしまえば問題ありません。

小論文には大きく分けて3パターンのテーマがあると言えます。他の企業さんはわかりませんが、一般的に求められる小論文と思っておいて問題はないです。

それでは3つのテーマを教えますね。

 

未来に向けての問い

今現在から未来をどのように見据えているか」という問いに対する考えを求められることは多いです。

「自分のキャリア論」などであれば、10年後にどうありたいかといった仕事に対する考え方を書くことになるんですよ。

 

「採用後の未来」なども鉄板で、会社に入社したあと業界にどのように関与・貢献できるかを書くこともあります。

会社から求められて入社するためには、自己キャリアが明確であった方が有利なのは言うまでもありません。

 

フリーターの方でも、これらの考え方をしっかり持っていれば正社員になる道が開かれるのでしっかり書いておきたい内容ですね。

逆にこれまで働いてきた方でも、書けない人がいたりしますので頭の中で整理する習慣は持った方が良いです。

文章力はさほど必要ないですが、何をどう思っているのかは頭の中で組み立てておかないといざという時に書けないなんてこともあります。

 

気になるニュースや、最近読んだ本について思う事

こちらも応募者が何を考えているのかを知るために用意されるテーマ

小論文としては一般的にも多いテーマなので、すでに学生時代に練習した人も多いはず。

 

気になるニュースであれば思いつくことを書けばいいのですが、読書習慣の無い方などは本の感想に苦戦させられる可能性も。

と言っても、ぼくら派遣事業所が「あの会社は○○をテーマにする傾向あり」と事前に伝えることもありますね。

そういう時には前もって1冊読んでもらう事はあります(苦笑)

 

仮に本を読まなくても、小論文のためだけに書ける1冊を読んでおくと後々に役立つかと。

ビジネスパーソン向けの本などで、売れ筋の物なら何でもいいので自分の本があるといいですね。

 

過去を振り返って取り組んだ物事

これもよくあるパターンですが、過去に取り組んだ物事。一生懸命に取り組んだ先に、何か自分の物にした体験などは強いです。

学生時代に取り組んだことなどはテンプレ化させてもいいんですが、もう30代になっているので別の話を組み込んでも大丈夫。

 

新卒入社の人たちは、単純に経験が学校だけでしか語れないだけなので。

20代でフリーターを継続してきたなら、その仕事でどれだけ取り組んだかを書いても良いでしょう。仕事への熱意にも繋がります

割とここらは得意分野で論文として語れる好きな内容を進めると上手くいくはずです。

 

どんなテーマにも使える!採用される小論文の極意!

ここまで、小論文に使われるテーマをまとめましたが採用されるための書き方もお伝えします。ここも多い質問なので、派遣事業所で指導する事もよくあります。

圧倒的に言えることは、奇をてらった書き方などは必要ないという事です。

むしろ学生が先生に言われた通りに、テンプレに沿って書くみたいな感じで挑んだ方が良いです。

 

「小論文の書き方」などは本で売られていたり、ネットで細かく解説されていますが・・全部試して頭に入れるのはしんどいですよね(苦笑)

そこでぼくがオススメする書き方を1つ頭に入れて欲しいと思います。

  1. 暴騰で結論を主張
  2. 結論を述べる理由
  3. ラストに結論が来るように調整

この流れです。書き方として色んな文法術があるんですが、結論ありきで展開されて行く書き方がいちばん無難です。

 

結論が頭に出ることで、脇道に逸れそうになって書けなくなっても「はっ!結論に向かわねば」とゴールを指し示し続けられるからなんですね。

就職試験としての小論文なので、複雑な書き方や上手い書き方は求められていないので。

とにかく分かりやすく、読み手が安心して読めればいいだけ。ここで、ぼくも1つサンプルとして小論文を書いておきます。

 

テーマ 最近のニュースから思ったこと

【タイトル】 フィギュアスケート羽生選手に学んだ「継続と結果」

どんな物事も継続することで結果が得られる。(冒頭での結論)

私はそう感じます。男子フィギュア羽生選手の活躍は、各メディアを沸かせ国民が熱狂する結果となりました。

 

その熱狂の理由に、羽生選手が2大会連続で金メダルを取ったこと。4年前の彼も同じく金メダルを取りましたが、66年ぶりの連覇を成し遂げたというドラマがあります。

これは当たり前のようで誰にも出来ない努力だと思います。

私も彼ほどではありませんが、打ち込んできたものがあります。ただ、彼のように結果にはつながりませんでした。

 

その差を考えてみると、ただひたすらに継続することが足りていなかったのではないかと思うのです。

もっと貪欲に時間をつぎ込み羽生選手のように怪我でも諦めず頑張るべきだったと。(結論を述べる理由)

 

オリンピック選手は、4年に1度の結果のためにすべてを捧げています。それでも金メダルを取れるのはただ1人です。

しかし、そんな過酷な世界でも彼らは継続することで結果が得られると信じています。

羽生選手もインタビューで、ひたすら継続して頑張る事を考えていたと言っていました。

 

私もこれから仕事を始めるに当たり、羽生選手を見習いまずは地道にコツコツ継続することを頑張りたいと励まされています。

どんな物事も、継続するから結果に繋がる。そう羽生選手に教えられたオリンピックでした。(結論までの調整)

 

ざっくり書いていますが、3つのポイントを押さえてしまえば文体としてはそれなりになります。

 

まあ、ぼくも下手くそなんですけどねw

下手くそなりに3つのポイントは押さえたので、まっすぐゴールに向かった事だけは伝わったかと思います。

文字制限や時間制限もありますが、最低限の書き方だけ参考にして書いてみるといいですよ

 

小論文のテーマ情報が欲しいなら転職エージェントが有利

ちなみに、小論文のテーマ情報をあらかじめ知ってしまう事も可能です。

私ども派遣会社ならふつうに「あの企業さんは○○をテーマに出してきますよ」と教えられますので。

 

傾向や対策は人材サービスが持つ情報が得意にしています。派遣が嫌で、正社員として働くというなら転職エージェントが有利でしょう。

やはりこちらのサービスも、幾度となく企業さんを紹介してきた立場から見ている景色がありますから。

○○会社の小論文試験はいつも○○がテーマといった情報が密集しています。アフターフォローがあるので、こういうバックアップが可能なんですよ。

 

実際、私も転職エージェントを使っていた頃は「ここは○○の小論文テーマが出てくることが多い会社です」と情報を聞いていました。

小論文の対策が上手くできる自信がない方は、転職エージェントのアドバイザーさんに聞いてみると答えが出やすくなります。ぜひ活用されてみて下さい。

DODAなどはしっかり教えてくれるので小論文で困りたくない方におすすめです。

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