失業保険を受けるための説明セミナーをハロワで受けてきたのですが、隣に座っていたオジサンに耳寄りな情報を聞いてきました。
そもそも話すことになったキッカケは、オジサンがボールペンを忘れたことから隣の僕に「貸してくれんか」と話しかけてきたことに始まります。
説明会が終わってから、「お礼にジュースおごるよ」と言ってきたのでその流れで話しました。
ズバリ耳よりな話とは「うつ病による失業保険を、より多くの手当てとして貰う方法」です。
聞いてて、「このオッサン、絶対に違法だわw」と思ったのですが・・。
このブログにもうつ病で仕事を辞めようかと考えて検索で来てくれている人もいるためまとめておこうと思います。
うつ病での退職は「自主退職」でもすぐに失業保険がもらえる
ジュースを飲みながらオジサンと話していると、「自主退職でも、すぐに失業保険をもらう方法を知っとるか?」と尋ねられました。
僕が腰を痛めて、辞めていたので「病気ならすぐ貰えますよね」と返したんですよ。
実際に、僕も早めに失業保険を貰った事があります。(失業保険を早く貰う方法)
するとオジサンは「病気じゃなくても貰う方法があるんやで」と言うのです。
意味がわからなかったのですが、オジサンはまさに病気ではないのにすぐにもらえたと言います。
「ワシがうつ病という設定でな。それでも失業保険は早くもらえる。本当は違うけどw」と。
オジサンがいうには、会社に行っていた頃から少しだけ病院に通い、うつを装ったと。
わざわざ病院代もかかるし、「芝居でやれるものなの?」という感覚ですが、これによってオジサンには「うつ病」という病歴がつくとのこと。
この病歴が仕事を辞める際に、自主退職であっても「病気で辞めた」という口実になるそうです。
僕が腰を痛めて病院で医師から意見書をもらったと以前書きましたが、まさにこれの「うつ病バージョン」ということですね。
労働可能証明書みたいな書類なんですが、お金も診断書も不要で書いてもらえる書類です。
なので、「まだまだ頑張れると思い病院に行かず、そのまま会社を辞める」より、少額の医療費を払ってうつ診断を受けた方が得だというのがオジサンの理屈なのです。
うつ病で診断されると生命保険とかに入りにくくなるデメリットはあると思っているのですが、そういうことはオジサンは考えていないようでしたw
さらにオジサンはお得論を語ります。ここは僕も思わず聞き入りました。
うつ病の診断から、大きなお金が生まれる失業保険・傷病手当
また、ここでハロワからもらえる給付期間の話になったときに、オジサンは傷病手当にしてしまえばもっと貰えるとも言っていました。
一か月ほど遅れてもらうことになるらしいのですが、給付期間は普通よりも伸びるそうです。
言われたことが理解できなかったので調べていると、確かにネットに書かれています。
制度の使い方次第ですが、要するに病気が理由であれば既定の失業保険を受けるより、傷病手当として通常の90日よりも多く受け取る権利ができる。
そういう感じなのです。
オジサンは過去にそれをやったことがあるらしく、「今回はさすがにやらない」みたいな事を言っていました。
「制度を知り尽くしている」という印象が強く、スマホも無しで延々と説明している姿にあっけにとられました。
詳しい人はいるもんなのですねw
オジサンの話をまとめると
① うつ病になる(ふり?)
② 労働可能通知書を貰う
③ 失業保険が「自主都合の退職」でも3ヵ月待たずに貰える
これが成立するらしいのです。ちょっと怖いですw
なぜこんなことを書くのか
で、なぜこういったことを書いているのかと言うと、僕のブログは「うつ症状を持ちながら仕事に通う人」が多くいるからなんですね。
検索してきたキーワードが、こちらで見えるのですが「うつ 30代」などで訪れる人は非常に多いです。
僕もですけど、うつ病できつい時は転職したいと思って仕事してるんですよね。
だけど、そういう人が無理をして「自分はうつじゃない」と頑張って、結果的に病院に行かずして自己都合で退職しているわけです。それってすごく勿体ないと思うんですよ。
それだけ無理してうつじゃないって・・。
それなら、少しでも病院にフォローしてもらって、自己都合で辞めても失業保険ですぐにカバーされた方がいいと思います。詐称はだめですがw
本当に調子の悪い人が、馬鹿をみる世の中ではおかしいのです。
僕もこの制度は正直あまりよくわかりませんが、実際にこういった制度で得する人・損する人に分かれている現状もあると思いました。
せっかく給料から保険を天引きされているのですから、しんどい時くらいは頼るべきでしょう。
オジサンは怪しかったですが、こういう方法を駆使して転職する人もいるという話でした。
(うつ病で出来たブランクを埋める履歴書の書き方)