「手取り収入が少なく、万が一の時に不安だから・・」
こういって生命保険の掛け金を稼ぐために、ウチの派遣事業を利用して下さっているスタッフさんがいるんですね。37歳の方です。
他のところで働いている方ですが、手取りが少ないようで副業として土日に時々手伝ってくれる具合。
でも生命保険というのは、そこまで無理して入らなくても良いというのが基本なんですね。彼には言えませんが(汗)
ぼく自身、ニートやフリーター時期に「はやく正社員になって生命保険にも入れる財力を持たねば」なんて思っていたので気持ちはわかります。
しかし、今になっては全く生命保険なんか入っていませんし、必要も無いと言い切れます。今回は「保険に入らないといけない」と感じている人ほど、その掛け金を貯金しておく方が無難という話をします。
生命保険は、大半の人に取って「不幸な宝くじ」
そもそも生命保険に入らなくていい理由は、ほとんどの人には掛け捨てで終わってしまう金融商品だからです。
保険というのは仮に必要になったとしても、大病を患う・死亡するなど不幸な出来事があった時。貰えてよかったと思う時には、基本的に良い事なんて何もないんですよ。
「不幸の宝くじ」と呼ばれることもありますが、それだけ必要になる可能性は少ないということ。
そうでなければ、保険会社が真っ先に潰れているわけですから。
ぼく自身も、保険関係の会社への派遣営業も行っていますが、働いている当人たちが「損することが基本」と言って保険に入っていないのですから・・。(ノルマのために入っている人は除く)
ここでは省きますが、例えば大病を患っても高額医療保険制度なるものが、ふつうの国民健康保険の範囲で賄えます。(月額最高8万円くらい)
生命保険や医療保険に掛け続けるくらいなら、貯金しておく方がベスト。万一の時に貯金さえあれば、そこから払えば済む話ですよ。
保険が本当に必要な人は、「低所得」かつ「働けない家族」がいる人
とはいえ、保険会社が社会に存在する必要が無いかというとそうではありません。生命保険や医療保険に入ることで、生活していく上での安心を得られる人がいるからです。
例えば保険が必要な方は、低所得ギリギリで生活しているけど家族を養っている方などです。
こういった方は、一家の大黒柱としてお金を稼いでこなければいけないので保険加入することで家族も安心するでしょう。
子供は働けませんし、その子どもたちの面倒をみる保護者が必要ですので。保険があると、万一に備えて助かるという考え方。
もしがっつり高収入で貯金もあるなら入らなくてもいいのですが、低所得のケースになると貯金だけで残された人で子育てが出来るかというと怪しいので。
そのためにも、まずはしっかりと働いて、何かのトラブルがあった際に対応できるだけの貯金を作ることから始めるべきでしょうね。
30代なら、まだまだ健康に働けます。今の間に働いて、貯金を作るという意識を心がけて下さいませ。ぼくも貯金が貯まる様に、頑張って行きたいと思います(汗)
ちなみに怖いのは何らかの事故などで障害を負って働けなくなること。こちらに関しては、障害年金などを受給できるようにするためにも国民年金だけは払っておく方がイイです。
日本という国は、社会保障が充実しているので意外と民間の保険に頼らなくてもいいように出来ているんですよ。