求人情報を見ていると敷居が高い気がして・・」

こういう意見を派遣登録に来られたスタッフさんからよく聞きます。細かい応募条件が書かれていて、さらに年収が多かったりすると「じぶんには場違いかな・・」と感じることもあると言われます。

 

実際に、ぼくも同じようなことを経験しています。転職サイトを使っている時に思っていましたね。

「なんだかこのサイトは、敷居が高いなー」とか。DODAなどは典型的な例で、見た感じでレベルが高そうに思えて登録を戸惑うレベルでしたw

 

しかし、実際には不安からそう思うようになっているだけなことに気づくようになりました。

そこで今回は求人サイトにしろ派遣会社にしろ。求人情報やサイトを見ただけで「敷居が高い」と自ら引っ込むのは損という話をします。

 

さすがにぼくの勤める派遣事業所の情報は出せないので、転職サイトを例にして解説してみますね。求人のウラ話でもあるので、これを読めばハードルを感じる人ほど対策が可能となります。

「これは敷居が高い」と感じさせる求人サイトの秘密とは?

見ただけで閉じたくなる求人サイトってありますよね。「年収1000万クラスの求人」とか、「管理職募集」とか。

どんだけハイスペック人材を求めるサイトなんだwと突っ込みたくなります。

 

こういうのって、フリーターをしている30代の人などは厳しい現実を目の当たりにした気持ちになって凹みますよね

ぼくも、じぶんが営業して取ってきた派遣の仕事を見ただけで凹むこともあるくらいなのでw お気持ちは痛いほど分かります(汗)

 

でもこれは「ある意図を持って作られている」という秘密を知ることで超えられる問題でもあるんですよ。派遣も含めた求人業界の秘密として、3つにまとめました。

 

1 どんなお店も、店頭に魅力が無いと人が集まらない

フリーターの方が就活をしようと思い求人サイトを開いても、「高時給のバイトが多いです!」といったページばかりだと使わないですよね。

正社員としてお金を多く稼ぎたいから仕事を探すのに、バイト情報を仕入れても・・という気持ちになってしまうはず。

 

こういった理屈から、転職サイトもとにかく「大きく見せられる求人」をトップに用意してきます。ハイスペックな人材に来てもらえるように、「高収入案件を提示する」のは常識なんですね。大手会社と契約できるとか。

そのため、トップページだけを見て「あ・・ここはじぶんに釣り合わない」と思うのは間違ってるんです

その裏にある一般求人を利用する人の方が圧倒的に多いわけですから。変に壁を意識すると、就職までの道が遠回りになると思っておいた方がいいですよ。

 

ぼくの勤める派遣会社も、表に出す求人ほど「条件の良いもの」を前面にしています。そのため、「あまり特別にスキルも無いんですが・・」と問い合わせて来られる方も多いので考え物ではあるんですけどね・・。

個人的には、簡単な仕事から正社員になれる案件を表に出して欲しいのですが、フリーター出身の人だけが転職したいわけではないので難しい事情があります(汗)

 

2  職種一覧を見せないと、豊富な求人を知らせることができない

転職サイトに限ると、求人案件が一目瞭然ですよね。その中には、どう考えてもじぶんには出来そうに思えない仕事も含まれてきます。ぼくだと、建築系とか体力仕事・・。

これが転職サイトに苦手意識を持つ原因にもなるんですね。ぼくはリクナビなども活用してきましたが、どの求人サイトも職種一覧は掲載されています。

 

ハロワでも同じだと思いますが、まだハロワの場合はやれそうな仕事しかチェックしないので分からないですよね。

求人サイトは逆に、ネットで見てもらうのでぱっと見いろんな仕事を探せるチャンスがあると思ってもらわないといけないわけです。

 

でもこれは競争を勝ち抜くチャンスにもなります。

同じように求人一覧を見て、「こんなに仕事があるけど、じぶんに出来ることは一部だけだな・・」と引いてしまう人はそこで脱落するわけですから

 

うちの派遣事業所にも、「業種は〇〇以外を言われてもやれませんから」と前もっておっしゃられる方がいます。

極端な例ではありますが、嫌な仕事を目にしない工夫をされてるように思いました。

 

3 会員登録が面倒くさい

また、これも1つのハードルに感じますが多くの求人サイトには非公開求人があります。ぼくも30代就活に推奨している、リクナビやDODAは登録しないと非公開求人が見えません。

しかし、この非公開求人というのは理にかなっていて、会員登録という5分で終わる作業も面倒がる人を排除しているんですね。表向きの求人だけを見て、やる気が無くなる人は相手にしないということ。

 

これは派遣事業でも同じで、やはりスタッフさんが登録してくれないと求人情報を公開できません。実際に足を運んで、「ウチの派遣で働きたい人」を応援するわけですから。

求人サイトはこれに比べれば楽なものです。派遣の場合、事業所として運営されている派遣会社へ登録に行かねばなりませんが、ネット求人は5分の登録作業だけで済みます。

 

面倒臭いと感じる人ほど、この事実に気づかないので。「登録が面倒だなー」と思いながら、変わらない毎日を送りたくない場合は1か所どこかに登録するのが就職への前進なのは言うまでもありません

 

ぼくが「求人サイト」にハードルを感じつつも登録できた体験談

ブログではぼくが転職してきた過去の話も書いています。リクナビ、DODA、リクルートエージェントなどは、ここ1年以内の転職活動なので、もし興味があれば読んでみて下さい。

その中でも、やはり求人サイト利用にハードルを感じていたのは確かです。

 

リクナビはぱっと見で初心者や未経験者を扱っているんだろうなというのは分かったのですが・・。DODAやリクルートなどエージェント制度の会社は抵抗がありましたねw

エージェントも今考えれば派遣同様に、アドバイザーの方がついてくれる便利な制度というだけなのですが。当時はサイトを見るなり、「アドバイザーが責任を持って」みたいなことを書いているので怯えてしまいました。

 

表向きには確かに「30代くらいなら年収〇〇万くらい欲しい」という人に向けて用意された良質案件が掲載されてるんですよ。資格や技術のスキルが必要な求人ですね。

でも、それはある意味の客寄せ案件。ぼくみたいな30代までフリーターをしていた人にも、仕事はいくらでも用意されているわけです。クルマで言うなら数量限定が売り切れても他がある感覚

 

ハイスペックな仕事過ぎてじぶんには無理だった場合にも、顧客を逃がさないように「こんな仕事ならどうですか?」と相手がワンランク・ツーランク落とした仕事をくれます。

そこに30代フリーターから正社員に進む道が見えてくるんですよ。

 

1歩でいいんです。まずは登録してみたり、問い合わせてみたり。30代なら年齢的にもまだまだチャンスが残っています

まずは敷居は高く見えるだけで、本当はそこまで怖くないという事実が伝わればと思います。敷居は高く見えて当たり前。逆に低いと見えたら使わない方が良いくらいです(笑)

求人数も多く、アドバイザーに助けてもらえるDODAなどは今人気がすごいです。おすすめしておりますので、興味があればぜひ登録されてみると良いですよ。以上、ハケン屋の暴露でした!