「少しは気を利かせてくれ」
若いころの仕事における苦しさで思い出すのは、「気を利かせろ」という上司からの注意でした。今は40歳とオッサン路線を進んでいるので過去の話としてクリアしていますが。
要領が悪く、気を利かせた仕事ができなかったぼくは大いに悩んだものです。
これはぼくだけの話にならないんですね。派遣先の担当者さんと、スタッフさんの間に入って話を聞くこともあるのですが、「気が利く・利かない」という問題は仕事のポイントにも繋がります。
企業担当者さんから、「〇〇さんは気が利かない」と言われるので営業としてはスタッフさんに伝えることも・・。またスタッフさんはスタッフさんで「気を利かせるように」と言われて参っていたりします。
ぼくも「気が利かない人」のレッテルを貼られて働いてきたので、どうにも気を利かせられないという人に向けて対策を書いてみます。
「気が利く・利かない」は生活習慣から生まれてくるものである
「仕事で気が利かない」というのは、すぐに対策して改善できるものでは無いところが難しいポイントですよね。
これは派遣スタッフさんを見ていると、じぶんの若いころにそっくりなので気持ちもわかります。
というのも、「気が利く人」というのは仕事以前の段階から「習慣化された行動を取り続けている人」であることが多いんですね。
ぼくが飲食をやっていたころは、まさに気が利かない人の典型でした。
例えば、すべてのテーブルを拭いてくるように頼まれて拭いて帰ってきたら怒られるわけです。
何がいけなかったのかというと、単純に言われた通りにテーブルを拭いていただけだから。テーブルはキレイになっていたけど、メニュー表がキレイに整っていなかったり、切れていた塩やソースは見落とされていたり。
逆に気が利く人は、こういうところも抜かりなくチェックして帰ってきます。テーブルを拭いてくるけど、気を利かしてその周りも見てるんですよね。
学生バイトの子などでも、親の代わりに毎日料理をしている子などは気がつくんですよ。日常生活が染みついているので、これもやっておこうと気がつく。
これが、「気を利かしてテーブル拭きにプラスして予備の仕事をして帰ってくる」という仕事術ですね。
これは、日常的に行っている生活習慣があったからこそ自然に出来ているというわけです。家ではぐったりしているぼくとは、差がついていて当然なので恥ずかしくも思いました(汗)
ではどうすればいいのか。
気が利く人になるには、「頼まれた仕事+1」を見つける訓練をする
仕事で「気が利かない」と言われる人は、ぼくがそうだったように言われたことだけやっているケースが多いです。これは、派遣先の企業さんからも言われることなので間違いはないです。
でも頼まれたことがあるなら、そこに「プラス1」の仕事を見つけて行うことで「気が利く人」になっていく習慣も生まれるんですね。
先ほどのテーブル拭きの話なら、テーブル拭きをして塩やソース切れがあれば補充する。これでプラス1です。これができると、「あいつに仕事を頼むと気を利かして追加でやってくれる」と言われる人材になるわけです。
気を利かせることを習慣化させていくと、「頼んできた人はこういう仕事をしておくと喜ぶだろう」と分かるようになるんですね。
そうすると、好循環が起こります。頼まれて仕事を遂行すれば、「あれもやってくれてありがとう」が増える。こうなると怒られないので、もっと頑張る気持ちややる気も生まれる。
こうやって気が利く人になっていくわけです。この方法論は一般的ですが、ぼくはお恥ずかしながら30代後半にもなってわかってきたこと。
派遣でも意外と30~40代の方が「気が利かない」で悩まれていたりするので、決して不思議な光景でもないんですけどね。
「気が利くようになるか・ならないか」は日頃の訓練次第なので、諦めずに努力してみて下さい。「気が利かないな」というレッテルをすぐに無くせなくとも、段階を経て直せるようになりますから。
周りのスタッフとコミュニケーションをなるべく取りつつ、どういうことをして欲しいのか需要を知っておくのも手ですよ!
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