近年はSNSを使っている人が増えており、フェイスブックやツイッターでおかしな事をすると炎上してしまうケースが増えている。
場合によっては内定取り消しなどの処置に至るため、慎重な使い方が求められるのは仕方が無い。
そんなSNSだが、フリーターの転職活動への影響も例外ではない。僕の職場の人事担当と話している時に、それが露呈される形となった。
面接を受けにきた、大学を出たばかりの新卒学生の話だ。
この学生は、今年の3月に卒業した新卒にも関わらず仕事が無い状態。
しかたなく受かりやすい介護業界にやってきたのだと思った人事担当は、何気なくフェイスブックで彼の名前を調べたという。
すると出てきたのは、彼の大学時代の活動の様子だった。しかも、驚きの結末を迎える事になる。
どんな活動内容だったのか?さらに、SNSツールを使った必勝転職法も考えたので、悪用しない程度に使ってみてはいかがだろうか?
フェイスブックから受け取る印象はインパクトが大きすぎる
人事担当は38歳と僕の1こ上。中途入社の僕だが、年齢が近いだけあって話す機会はそこそこ多い。こういうところから情報が貰えるのは非常にありがたい。
向こうはキャリアを積んでいて、フリーター上がりの僕とは給料格差が酷いけど(汗)
先ほどの大卒くんだが、フェイスブックで名前を検索すると一瞬で出てきた。同一人物らしき名前が3つほど並んでおり、どの人も顔写真を出していない。
ただ、所属している地域と学校名でほぼ身バレしているに等しかった。さすがにこれで別人とは言い逃れできないだろう。
「まさか、学生の間にやっちゃダメな行動でもしているのか?」と興味本位で見せてもらったが逆だった。
学生中の彼はバイトで忙しそう。また、ボランティア活動にも精を出しているなど小さな情報が出てきた。
こんな程度なら何にもならないと僕は思った。
しかしこれが、人事担当サイドにはありがたい情報となったそうだ。
バイトを真面目に続けてきた事や、ボランティアの内容も老人福祉に関する物で介護に関心があるというのは、履歴書に書かれてある通り本気を伺わせる。
嘘か本当かわからないが、フェイスブックまで詐称するとは考えられずインパクトは大きい物となった。
もともと彼も、フェイスブックを見せるつもりなど無いだけに、こっそり良い事をしている人物として評価が上がった。採用もほぼ確定しそうとの事。
SNSは見られる前提で、良い事をしておくと便利
これは悪の経歴詐称法にも使えると思った。
僕はリア充にムカつくので、フェイスブックもツイッターも寂しくなるだけで使わないが、もし転職活動で今回のようなパターンになるのであれば使うのもありかと思ったのだ。
フェイスブックならぬ、フェイクブックとして(笑)
別にみられるかどうかは別として、今の時代は介護の人事担当でさえフェイスブックを覗く。
最初からそれを見越して、ツイッターやフェイスブックに嘘を書いておく事さえ可能になるとも思う。
逆好感度アップ作戦なるものは、これからの時代は出てくるのではないだろうかと。
例えば、学生時代の就活が解禁されるまでの間は週1でいいのでバイトに行ったと虚偽の報告を作っておく。
もちろん、ツイッターやフェイスブックをやっているというのは言わない。公式では言わず、こっそり企業側が見て勝手に判断したという風に持っていくのだ。
飲み会などがあれば、飲み会風景を残しておき、バイト先との付き合いに率先して出ている事を装う。逆にマイナスになる事は一切書かないと決めておく。
とにかくポジティブな事を発信し続け、フェイスブックにはおふざけ要素ナシの人物像を作り上げる。もちろんこれらは、本名で作っただけの偽りダミー。
企業がこれに引っ掛かるかどうかは別として、たくさんの会社に応募するのであればどこか1社くらいは普通に見つけてしまうのではないかと思う。
悪の就活論だが「逆ステマ」として応用を利かせれば、フリーターであろうと常日頃からの様子を美化させる事に成功するのではないだろうか。
そして、新卒くんがダミーで作っていたとしたら、うちの人事担当はまんまとハマった事になる(笑)
これまでは、雇用される側がフェイスブックを見られて来て痛い目にあったが、ウラをかく時代がそこまできていると思うのだ。
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