派遣の顔合わせで圧迫面接になるってどういうこと?

プレッシャーをかけてくる面接官の意図ってあるの?

派遣で働き始めて、初の圧迫面接を目撃した話をします。

 

つい先日、ウチの派遣事業から働いてみようかという男性が来てくれまして。42歳でこれまでフリーターをしていたAさんです。一念発起して正社員を目指すとのこと。

そのため、彼の希望する接客系のお仕事を提案しました。やる気の彼は、トントン拍子でお顔合わせに進むことに。

 

面接の練習を含めて、一定の事前情報を渡しました

派遣担当は、何度も顔合わせの場所に出向いているため、先方企業からどういう質問が出てくるか熟知しているんですね。それを伝えておくという意味です。

 

それが、ふたを開けてみると・・まさかの圧迫面接となってしまったのです。(関連記事:「履歴書に書いてないこと」を面接で言うと不採用確定

予定と違う!圧迫面接の一部始終を公開

なぜ圧迫面接になったのかというと、当初予定されていた企業サイドの担当者がインフルエンザで欠勤していたことに始まります。そのため、顔合わせは代理の人が行うことになった様子

ぼく自身も初めて見る方で、「あれ?これまでの傾向と違うかもしれないぞ・・」とは思ったのですが・・。それでも、始まってしまった顔合わせはキャンセルできません。

 

とはいえ、ある程度の質問は会社の方針なのか、8割程度は予想していた内容でした。

ただ、終盤で次のようなことをAさんにいう訳です。

  • 失礼ですが、42歳になるまでなぜ正社員を目指さなかったのですか?チャンスはいくらでもあったと思うのですが、なぜ今なんでしょう?
  • 接客は体力勝負です。体力が無いと続けられないと思いますが、これまでと違って辞めずに頑張る覚悟はありますか?

 

あまり時間も無い中でしたが、ラストでこの2点を聞かれたのです。ぼくとしては、びっくり。まさか、派遣担当がいる顔合わせの場で圧迫してくるとは・・

42歳で初めて正社員を目指すことになったAさんは、事情があって正社員になれなかったことを知っているので、ぼくが戸惑いました。(複雑な事情で特定されてはいけないので伏せます)

 

ただAさんも、「問題ないです。大丈夫です。」と圧迫面接を、強気で乗り越えてくれて助かりました。聞いてるぼくの方が、ハラハラしてしまったくらいですので・・(汗)

インフルで休んだ担当者なら言わないような話を・・イレギュラー面接官の面倒臭さを感じました

 

ぼくも企業とスタッフさんの間に入る立場ですので、Aさんが不快に思ったり企業に不信感を抱くようなら断ってもいいとも言っておきました。ぼくもこうなるとは思わなかったので・・w

しかし、企業サイドからは「採用」の連絡。そしてAさんも、頑張ってみたいという相当の覚悟がありました。圧迫がありましたが、問題になることは無かったのです。

 

なぜ企業は圧迫面接を仕掛けるのか?

「Aさんが採用されて万事オッケー」と行きたいところなのですが。

これで困るのは、ウチの派遣事業所なんですね。「あの派遣から面接に行くと、圧迫を受ける」なんてウワサが広まっては会社の評判に関わります

そのため、後日インフルエンザから復帰した本物(?)の面接担当者に連絡して聞いておきました。すると、担当者さんの謝罪から始まったんですね。

 

「すみません!代理の者から聞いた話だと、かなり印象の悪い面接をしてしまったようで!」

という感じに。

 

あ~・・本物の担当さんも不本意な面接だったんだな・・と、この時に分かりました。

そして、なぜあんな圧迫をしてきたのかという理由も教えてもらっています。理由はほぼ3つでしたね。

  • 応募者の「ここで働きたい」という本気度をチェックしたかった
  • 接客業なので、お客さまからの急な態度変更に対応する力があるかどうかを見たい
  • 面接官の仕事観として純粋に質問に出てしまっている

 

本気度のチェックや、対応力はわかりやすいですよね。

ただ、面接官の仕事観が入っているのは面倒なところ。「じぶんはこれでやってきた」という価値観を、面接を通して聞いていたという感じです。

 

とにかく、これといって「イジワルしてやろう」という意味でやっていたのでは無いことが分かってよかったです。これでAさんを安心して送り出せますので。

 

圧迫に遭った場合、派遣やエージェントなどを通して面接していれば、圧迫面接が仮にあったとしても後から意図を聞けますので。

そこで、「あの企業は〇〇の意図で質問していた」と聞けば安心できるかと思います。

 

また、今回Aさんが42歳だったことも影響しているようにも思いました。少し40代という部分が、担当者に引っかかったのもあるでしょう。

しかし、20~30代なら特に問題はないので、思い切って就活に挑むようにして欲しいと思います。ぼくも正社員になったのは30代なので。

本当に、ハラハラする出来事でしたが圧迫面接にはこういう意図が隠れていることが多いと思っておくといいですよ!

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