人材派遣営業マンとして働いていると、辞めて行く人もチラホラ見かけます。仕事ですから、事情が重なって辞めてしまうのは仕方がないとは思います。ぼくも辞めて来たので(汗)

ただ、辞めて行かれた方の中には「辞めるんじゃなかった」と後悔して出戻りされる方がいるんですね。

ウチの派遣事業所に数ヵ月で戻ってくるという具合に。

 

そういった方の話を聞いていると、転職に失敗してしまったんだなと思わされるばかりです。そこで今回は、転職に失敗したくない人に向けて「辞めて悔やむ人の典型例」をお伝えします。

ウチの派遣事業所で見かけたケースではありますが、ごく一般的な話なので参考にどうぞ。

仕事を辞めて悔やむ人の失敗例

試用期間だけで判断して失敗

何気に多いんですが、試用期間だけで判断して辞めて行かれる方も少なくありません。どうしても肌感覚で合わない職場なら辞めてもいいと思いますが、何となくで辞める人がいるんですね。

紹介予定派遣として、正社員を目指すための期間(3~6ヵ月)くらいなので仕事もそこまで面白くないのはあるんでしょう。

 

「それくらい我慢しろ」とは言いませんが、長い期間でも無いので使用期間くらいは頑張ってみると後悔という失敗も少なくなります

試用期間は、雑務がほとんどで仕事という感覚を持ちにくい物。そういう場面で、「この仕事は思っている事と違った」と判断すると失敗しやすいです。

辞めて再就職した方に「前と同じで試用期間ってどこも同じような感じなんですね」と言われたときは「そりゃそうですよw」と思わず言ってしまいました。

 

よっぽどブラックな環境であるとか、パワハラでもなければ試用期間は頑張ってみるべきです。(ブラック企業で辛い人はこちら)

これは「走る」時に置き換えればわかりますが、最初は加速するまで時間は当然かかります。結果が出るまでは、最初はみんなスローなんですよ。

 

良い職場に就職できたことで過信する

「転職に成功した」と思っていた人が、油断してそのまま失敗になる事もあります。例えば、フリーターで30代まで働かれていた男性がいたんですね。

しかし幸いながら、彼は正社員を目指して仕事探しを始めてすぐに就職が決まりました。フリーターからだったので、ものすごくトントン拍子で就職できたことで舞い上がっていました。

 

ぼく自身はフリーターから正社員を目指すことに苦労したので、彼のようなパターンは羨ましくも思いました。

ただ、彼にとってはそれが当たり前に思えてしまったのが間違いの始まり・・。

というのも「30代フリーターから正社員になるのは、俺にとっては楽勝なんだ」みたいな感覚に陥ったんですね。そのため、正社員として働き始めてもさらに上を目指そうとします。

※このブログもニート・フリーターからの転職は余裕と書いていますが、もちろん過信は禁物なんです。

 

決して彼の考えが悪いわけではなく、むしろ上昇志向になったのは良い事なんですが。彼の場合は、「良い職場に入る事は容易い」と過信したのが間違いでした。

さらに好条件の職場を探すため、せっかく入社した職場も1年で辞めてさらに転職活動。実際、そのまま採用されて別会社に行っています。

 

しばらくして、前の会社の方が残業が無かったり、人間づきあいのわずらわしさが無くてよかったなあ・・と悔やんで再就職先を辞めていました。

そしてまたウチの派遣事業所で仕事を探していたので、再度お世話させて頂くことに。

最初にせっかく良い職場に入れたんですから、欲を出し過ぎるというのも考え物ですよ。

 

「情報取得」の準備を怠っている

また、転職に失敗する人は「情報取得」を極端に怠っています

ぼくは再三ブログで、就職前には情報を集めるように伝えていますが、まさに重要事項だからなんです。

 

  • 職場環境はどんな感じか
  • すぐに辞めている人はいないか
  • 人間関係のトラブルはないか

など、人材サービス会社などを通して調べておけば大半のトラブルは避けられるんですね。

 

しかし、こういった点を雑にしながら新しい職場に移動しようとすると失敗確率も上がります。絶対にやらねばいけない事ではなくとも、やらないとトラブルが増す可能性が上がるんです。

例えばハロワでいい仕事が見つかれば、窓口に行って質問してみるのも大事。長く求人が掲載されているようなら、「応募者はどれくらいいるんですか?」と探る。

 

求人サイトで良さそうな仕事があれば、アドバイザーやコンサルタントに「過去に採用されていった人たちからクレームなどはありませんか?」と聞く。

このように調べようがあるので、出来る限りの情報は得るべきです。

実際にぼく自身も、就職前には調べてきたことで結果に繋がったから思う事。調べた方が良いのは間違いありません。

 

転職に失敗したくない人は、「後悔する条件」を潰せ

ちなみに、転職を考えているけど失敗が怖い人は「後悔する条件」を潰すことです。

仮にサビ残や過酷なパワハラが行われていたら、辞めてしまっても「ああいう職場だったから」と悔やむことはないですよね。

ぼく自身も、明らかにおかしい職場は辞めていますが悔やむどころかせいせいしてきたのでw

 

ただし、述べてきたような「もっと良いところがあるかも?」くらいの感覚での転職はキケンです。

後になって「前の方がよかった」と思う事になっても戻る事はできないですから。

そのため、転職を考えるなら「今の環境を変える以上はいいところにフィットする」と目標を立てる必要があります。

 

特に後悔しないためにオススメなのが、人材サービス会社で意見を聞くことです。ぼくが働いているような派遣事業でもいいですし、アドバイザー付きの転職サイトでもOK。

「この職場の詳しい情報が知りたい」と言えば、応募したい企業まで足を運んでいる方からアドバイスをもらえます

 

それこそ

「短期間で人が辞めていく状況はないか」とか「働き始めた人から話が違う」などのトラブルが入っていないかすぐわかります。

こういった利点を活かし切れば、人材サービスを使う事で転職失敗の確率は確実に下げられます。

 

もちろんハローワークもいいですが、「担当者が企業まで足を運ぶ」というシステムがないためこの点だけ気を付けましょう。

離職率を聞くくらいは可能ですが、内部の環境までは教えてもらいにくいのが現状。

 

その点、内部情報も聞けますし転職に絶対失敗したくないなら人材サービス会社が強いです。ぜひ後悔しないためにも、一度はアドバイザーさんに相談するといいですよ。

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