貯金ばかりの30代に喝だ!

世間で話題の「積立NISA」が2018年から始まりました。老後の資産に不安があるぼくも始めていて、本当に期待で胸が膨らむ思いです。

 

しかし、まだまだNISAの認知度が低いので知らない方も多いはず。そこで今回は、仕事で稼いだお金を堅実に増やす投資方法をわかりやすくまとめてみました。

そのための「積立NISA」を解説します。

まじめな貯金だけではお金が増えない現実

もう気づいている方はすぐご理解いただけると思います。今の社会では、真面目にコツコツと働いて貯金しているだけではお金が貯まりません

ひと昔前なら、銀行預金だけで利息がついて増えていたのですが・・。

今や預金利息は「0.01%」とか定期預金でも「0.02%」とかそんな世界。

 

これは仮に1年間に100万預けても、たった100~200円の利息にしかならない数字

むしろ、預けておくと引き出す際の手数料などで実質マイナスになるレベルでしょう。

 

このような現実から、働いてお金をまじめに貯めても報われないという実感が強くなりました。

 

チェックポイント★ いくら「貯金」してもお金を増やすのは難しい

 

 

投資信託とは?

そこで使いたいのが「投資信託」です。ウチの会社でも、投資をしている人が少しいるのですがうまい具合にこの「投資信託」を活用しています。

投資と聞くと株をイメージされると思うのですが、投資信託もまさに株。

ただし、一般的な株の話と違うところは分散して投資できるところでしょう。

 

たとえば、ニュースで聞く「日経平均株価」ってありますよね。

あれは、日経新聞社が東証1部上場の企業の中から225社を選びその株価の平均を出した数字になります。

そのため日経225に連動した投資信託を買えば、仮に225社の中の2~3社が潰れたとしてもダメージになりません

多少は株価が下がっても、また他の銘柄が頑張るので気にならないわけです。

 

いわば、ぼくらがイメージする株は「トヨタ」とか「任天堂」といった個別株を買うイメージのままなんですね。

だから一社潰れたら株は損しますし、最悪は紙きれになる可能性もある。

こういったリスクを、投資信託というパッケージ買いで回避しようという試みになります。

 

面白いのは「日経225」に連動した信託のように、「先進国株」とか「新興国株」とか色んなパッケージが用意されていることです。

日本に限らず、将来有望な海外を対象に投資もできる時代なんですよ。

 

ポイント★ 投資信託は複数の株をまとめたパッケージ商品

 

「積立NISA」が今ブームになろうとしている理由

投資信託の話をしてきましたが、ここで「積立NISA」の制度が活きてくる話をします。

今、貯蓄だけでは老後にお金を残しにくい状況にあります。先述した貯金しておけば良かった時代が終わったからです。

ぼくも投資について知らなかったので、ふつうに貯蓄で頑張っていたので長らく損をしていたようです。。

 

そこで日本は、「貯蓄から投資へ」と若い人たちの意識を変えて行こうという動きを見せています。

国も若い世代に年金が十分に支払えないので、「できれば投資をして欲しい」と訴えているんですね。

 

しかし、ただ若者に「投資をして下さい」と言ってもほとんどの人は興味もなければ株という意味不明なものに手を出す気はありません。

そこでNISAの制度を使えば、投資で得た利益(20%)を本来は国に納めないといけないところを「全額非課税」にする方向にかじを切りました。

 

つまり、投資で得た利益をそのまま貰えるのがNISAです。

 

「積立」とついているのは、毎月約3万円くらいの投資までなら非課税にできる「積立投資をしよう」という意味でついています。(年間40万円が非課税になります)

ここではあまり触れませんが、以前は5年間限定で非課税になるNISAしかありませんでした。

今は20年非課税の恩恵を受けられるプランが出来ています。

 

ポイント★ NISAを利用すれば、投資で得た利益(20%)が非課税になる

 

ぶっちゃけ投資信託なんて、本当に儲かるの?

ここまで投資信託の話をしてきましたが、実際問題として「投資はいいとして、損はしないの?」という疑問が浮かぶと思うんですね。

ぼくは損することが怖いので、投資を無条件にシャットダウンしていたところがあるのでお気持ちはわかります。

 

これも上手くできていて、投資信託は損をしにくい投資という話なんですね。

投資信託はパッケージ買いして、分散投資するということを前述しました。これによって、投資家のリスクを削減しています。

上手く資産を運用するコツを書いておきますね。

 

投資信託で儲かるコツ

  • 分散投資をする(1点集中しないことで安全性が高まる)
  • 長期投資をする(株が下がっても景気回復に備えられる)
  • 株価が下がっても買い増し(株が下がった時にパニックにならず買う)

ざっくり説明すると分散投資しておけば、たとえパッケージ内のどこかが潰れても他が支えてくれる強みがあります。

ここは1点買いしないことでリスクを回避できる仕組みになります。

 

そして長期投資。

株を購入してすぐに結果を求めないことです。経済は世の中のみんなが少しでも良くなるように頑張っているんですね。

頑張っているからグングン上がると思っていると、がっかりすることも。何しろ数年かけて育つわけなので。

 

その過程で、歴史的に右肩上がりで株価全体は騰がっているので、短期でマイナスが出たからと言って売らなければ損をする確立を減らせます。

この点を理解していない人たちが、いつの時代も損をする。株はそういう人たちがいるからこそ上下しているんですよ。

 

株価が下がってしまった時は「損した」と捉えるのではなく逆。買い増しです。

株価が高い時にはあまり買えないので、下がってしまった時に割安で買う感覚が必要

いずれ株価の回復とともに、割安で買った部分が効果を発揮してくれますから。バーゲンセールだと思うといいでしょう。

 

儲けが出た利益は、そのまま資産運用のお金に再度入っていくので「複利効果」と呼ばれる雪だるま式にお金が増える仕組み

これが貯金と投資の差でもあるんですね。貯金だとただお金を追加していくだけですが、投資ならお金がお金を呼ぶのでラクに増やせます。

 

プロも素人も関係なく、こうやってリスクを減らしつつ買い増す方法がドルコスト平均法と言われます。

うま味の多い制度なので、乗っかっておいて損はないという奴ですね。

 

ポイント★ 投資は必勝法にそって買うべき

 

なぜ30代の人に勧めるのか

ラストですが、30代転職ブログで勧めるには理由があります。それは、株というのは早く始めた方が有利だから

株式は長い年月をかけて右肩上がりするというデータがありますが、それでもリーマンショックのような暴落などが無いとは言い切れません。

 

そのため、もし株価が下がる局面にぶち当たっても時間が過ぎれば回復することを考慮する必要があるんですね。

もし30代くらいから始めておけばしっかり株価の変動にも対処できます。実際、積立NISAも20年非課税期間がありますから。

 

定年間際や、高齢になって資産が減ると回復するまでに心の余裕が保てないこともあります。

そういう意味で、30代くらいのまだまだ若い人にはお得なシステム

 

積立NISAは今年度から始まっていて、すでにぼくは証券口座も開設しています。

もし興味があれば、まずは証券口座を開設してみるといいですよ。

お金に興味のある方も多いと思うので、追々で資産運用ネタとして報告していきたいと思います。

 

「就職したけど給料安い」みたいな絶望がある方も、こうやって堅実な投資をしていけば人生は悲観的になることもありません

ふつうにバイトしたお金を投資しても、堅実に増やせる時代に生きられていることはある意味で幸せですから。

 

個人が企業にお金を貸せるソーシャルレンディングも美味しいです。