「正社員になれないしバイトを掛け持ちして稼ぐか・・」
「派遣会社なら他のところで働いても何も言われないから・・」
30代フリーターの方にオススメできない働き方があります。それは掛け持ち(ダブルワーク)で仕事をすること。学生を始めとしたバイト社員には稼げる手法として今も人気の働き方なのですが・・。
実際のところ、派遣で働くぼくたちの視点からするとオススメできない理由が多くあります。
もちろん、じぶんが考えて掛け持ちを受け入れているなら問題ありませんが、「稼げる」というだけでやるのはビミョウ。
稼いでいるつもりが、実は大損している・・なんてケースの方もいるのでまとめておきたいと思います。いち派遣事業所の営業マンの意見として参考にしてください。
派遣バイトの掛け持ちは「稼げる」のでやっている人は多い
先述しましたが、派遣バイトの掛け持ちをされている方は多いです。
ふつうのバイトに比べて、派遣会社が仲介するため「日程調整がしやすい」とか「勤務時間が決めやすい」というメリットがあるからですね。
ただ、以下3つのようなデメリット面が強く出てしまうため、個人的にぼくはダブルワークをオススメできないのです。
1 どちらか片方、もしくは両方が中途半端な働き方になりやすい
こういった派遣バイトの掛け持ちは、複数の派遣会社に登録することで起こりやすくなります。
すでに派遣先が決まっていても、他の会社から電話があり「掛け持ちでも出来ますから」といった人材の集め方をするところもあるんですよね。
そうなると、片方の職場で頑張るべきパワーを全力投球しづらくなるわけです。少なくとも、ダブルワークをしている人は片方を押さえたエネルギーで働いているはず。
そういった働き方をするのは、一時的に稼ぐためなら仕方ないのですが・・。正社員を目指す30代として働く場合、どちらか片方、もしくは両方が宙ぶらりんになる可能性が高いです。
ぼくは複数の派遣会社に登録して、ベストな職場環境を見つけるのはお金を稼ぐ意味で大事だということは否定しません。(参考:複数社に派遣登録する方がメリットがある)
ただ、ダブルワークによって中途半端になることは危惧した方がいいと考えています。
2 将来的に正社員を目指すなら、1か所で成果を上げてしまう方がラク
このブログで掛け持ちに警鐘を鳴らす意味は「30代フリーターの正社員」という目標に悪影響が出ることもあるからです。
先ほどの話の関連ですが、正社員として働きたいなら同じ会社に力を注いでしっかり成果を上げていくことが大事だという考えがあります。別々に働いていた力が、1点に集まるのでラクですからね。
将来的な正社員構想があるなら、そういった意味でも1点に絞る方が効率的。
派遣アドバイザーと相談しつつ正社員の道を目指すと遠回りすることは無くなります。
3 「すべての場所が」とは言わないが、一部は登録スタッフの人生を考えていない
最後は、一部の派遣会社はスタッフの人生を軽視していることにあります。「使い捨て派遣」と言われる状態ですが、派遣会社の利益のためにスタッフさんを酷使する会社が無きにしも非ず。
「正社員を目指している」というスタッフさんを相手に、「両方同時に働けば稼げる」と言って単純労働を繰り返させるなどが該当します。
スキルを磨いたり経験を詰めるならいいのですが・・。
本業の休みを利用してくるといった話だと少し危険。休みはしっかりカラダの回復をして、リフレッシュすべきです。
正社員になるために勉強したりスキルアップの資格を目指している人もいるので、同時に働くのは大変ですからね。
ぼくの事業所は、よっぽどスタッフさんから「お金に困っている話」を受けない限りダブルワークは持ち掛けないようにしています。将来的に正社員として働くことを最短ルートで決められるよう応援してくれる人を頼りましょう。
どうしてもお金が必要ならクラウドワークスなどで「在宅副業」する道がオススメ
掛け持ちで働かないと金銭的に困る方の中には、「がっつり2か所で勤めないといけない人ばかりじゃない」のも事実。たとえば、月に1~2万あれば家賃がラクになるのにという人も多いですよね。
そういうケースなら、在宅でもできるクラウドワークスはオススメです。隙間時間に、じぶんのできることを請け負ってパソコンで作業してしまえばいいだけですから。
「ネット関係の専門知識が必要な仕事」に思われがちなクラウド副業ですが、ふつうの文章を体験談として書くだけでお金がもらえたりもします。
専門知識のライティングなら、さらに単価もあがりますので。
仕事が終わった後や、休みの日にバイトに出るのは苦痛な人も多いはず。それなら、マイペースに出来るときに稼ぐという意味でクラウドワークスを利用する道もあるでしょう。
ぼくは失業時に月3万ほど稼いでいた時期があるためクラウドワークスはオススメしています。