フリーターの身分から履歴書を書くのは苦行でしかなかったのですが、職務経歴書も忘れられないほど面倒なモノでした。というのも、履歴書は書く欄が小さく書きにくい事もひと言で終わるのである意味では楽なんです。「特技・タイピングが早い」で済んだりしますから(笑)

これが職務経歴書になると、大小なりエピソードが必要で企業もチェックしてきます。タイピング速度の話をするにも、「なぜタイプが早いのか?」に対する根拠が必要です。例えば「頼まれたデータ入力を、他のスタッフが3日でやるところを1日で終えられた」とか。いわゆる強みエピソード。

ただし、職務経歴書はエピソードを含め自己PRの最大チャンスにもなりえます。書き方次第では、フリーター生活を輝かしいエリート実績に見せる事も可能なのです。フリーターをバカにする奴らにはここが分かってないので、逆に活用すべきです

それでは僕が35歳で介護職員として正社員雇用された時の職務経歴書を、サンプルとして紹介しながら書き方をお伝えします。ちなみに派遣会社で教わった書き方なので、就活プロのお墨付きです。面接採用請負人のノウハウなので、参考にしてみて下さい。

35歳で介護職に就職したフリーターの職務経歴書【サンプル】

職務経歴書を作る際には、前提として履歴書を先に書いておく事をオススメします。一般的には履歴書→職務経歴書を作る流れと覚えておくと良いです。

今回の職務経歴書サンプルも、僕の履歴書を参考に作った実物になります。職務経歴書だけでは書き方が分かりにくいという方は、履歴書の書き方も併せてお読み頂けるとより理解も深まるかと思います。

またスマホやタブレットなどお使いの環境によっては、サンプルが崩れて見える事もあります。そのためパソコンでの閲覧を推奨しております。

 

職務経歴書

                    20●●年●月●●日
                    氏名  名字・名前

――― ①希望部署 ―――

介護職・デイサービス希望

――― ②職歴   ―――

20●●年●月~20●●年●●月 

○○工場でのアルバイト

食品衛生管理・食品パッケージ

食品衛生管理スタッフの一員として、レーンに流れてくる野菜を中心に箱詰めしていました。流れ作業のため、周りとの作業バランスを考えペース配分にミスが出ないように気をつけていました。

流れ作業であるため、黙々と仕事をする事が日常でしたが、集中力が途切れる事の無い働きぶりに上司からは褒められていました。この仕事により、集中力を鍛えられたと自負しております。

20●●年●月~20●●年●●月 

ファミリーレストラン○○でのアルバイト、○○派遣会社でのアルバイト

ファミレス店長候補として従事させて頂いておりました。常にお客様がいらっしゃるため、良い意味でいつも緊張感を持って仕事に向かう姿勢が身につけられました。また、あらゆるシフトに入り新人教育も行ってきました。

新人スタッフを育てるというのも仕事の楽しみで、私の指導法が良かったと感謝される事も良き思い出です。御社に入社した際には、早く仕事を覚えて指導する立場にもなれるよう日々精進したいと思います。

また、○○派遣会社でのアルバイトも行いました。短期間ではありますが、データ入力の業務を頑張りました。タイピング速度には自信があります。日頃からパソコンを趣味としているため、操作にも慣れています。

ワード、エクセルといった操作であれば基本的には対応する事が可能です。パソコン雑務等も引き受けられます。

20●●年●月~20●●年●●月 

○○特別老人ホームでのアルバイト

ヘルパー資格を取得後、初めて入った介護施設だったのですが、お年寄りとの会話の楽しさがすぐに分かりました。その影響か、仕事中に活き活きとコミュニケーションが取れ利用者の方との生活が充実していました。

技術はもちろん必要ですが、心から利用者様と向き合う事の大切さを学びました。この時から、介護を一生の仕事にしたいと思うようになっています。前の職場では継続して働きたかったのですが、バイト枠しかなかったため思いきって正社員を目指そうと前向きな離職を決意しました。

―――  ③取得資格  ―――

20●●年●月 普通自動車免許

20●●年●月 ヘルパー2級

―――  ④自己PR  ―――

ミスを極力減らしてきた集中力

集中力には自信があります。工場勤務で培った集中力は、業種を問わない必須スキルだと思い磨いてきました。特に、介護業界では利用者様の様子を注意深く見ていなければなりません。

少しの油断が大きな事故や、怪我に繋がる事は重々承知しております。集中力にこだわり、あらゆるミスを事前に消していけるよう精進したいと思います。

 

目的を明確化したコミュニケーション

ファミレススタッフ、介護をやってきて思うのはコミュニケーションの重要性です。それもただコミュニケーションを取ればいいと言う物ではない事にも気がつきました。ファミレスで新人教育をしていた頃や、介護施設で利用者様に関わっていた際には明確な目的を持っていました。

私はダラダラと意味のない会話をするのは仕事だと思っておりません。「この新人をしっかりフロアに送り出す」「この利用者様には1日1回は笑ってもらう」など目的を持って接する事がプロだと思っております。

コミュニケーション力というのは、そういう意味で重視しています。より良く、より楽しく人と人が繋がれる職場作りを一緒に築いて行きたいと思います。

氏名 ○○ ○○
住所 郵便番号・所在地
自宅電話 ○○○
携帯電話 ○○○

 

ワンポイントアドバイス

履歴書は手書きが基本なのに対して、職務経歴書はパソコンで作っても問題ない。派遣スタッフさんいわく、「誠意を伝えるのが履歴書」「仕事に対するスキルを見せるのが職務経歴書」とのこと。書類によってアピールする役目が違う日本の風習が関係している。

職務経歴書の解説:なぜ35歳フリーターが正社員になれたのか?

今回は僕の書き方を実践サンプルにしていますが、「この書き方でないといけない」という決まりがあるわけではありません。重要なのは真似る事ではなく、どのような形で書けば自分の経歴が輝いて見えるかが大事なのです。

僕は35歳までフリーターでしたが、決してダラダラとバイトをしていたのではないと言う事を主張したくて仕方がありませんでした。多少オーバーな表現もあるのですが、キレイに書いてナンボの世界。マイナス要素を消すように書いて問題は無いのです。

逆に、面接官が職務経歴書を手に取った際に「こいつ大丈夫かな・・」と思わせてはいけません。「より良い自分を表現できるテスト用紙」を提出する感覚で、前向きな内容を伝えましょう。フリーター歴の長い人ほど、しっかり書けるとギャップが生まれて得なのです。

① 希望部署

企業によっては、いくつかの部署があります。僕の勤めている職場はデイサービスですが、系列に夜間老人ホームも経営していたので、夜に飛ばされないように念を押して書きましたw

あまり考えず、「形式的に書く」というケースがほとんどですけどね。

② 職歴

当然ですが、提出する履歴書と同じ職歴でないとダメです。ここで大事なのは、履歴書と同じように書いてしまわない事。1~2行だけ「○○会社でアルバイト」などという書き方はNG。

その仕事に携わった事が伝わるようにしましょう。「どんな業務を任されたのか」「どんな立場で働いたのか」「どのように仕事に取り組んだのか」といった、自分なりに語れるポイントを見つけて下さい。

褒められたエピソードなどは、「長所のアピール」にもなるので惜しみなく盛り込むべきです。

③ 資格

資格は小さな物で良いので、何かしら書けるような物を。定番として求められるのは、自動車免許になると派遣スタッフさんは教えてくれました。営業などになると、会社の車に乗りますからね。

また「多くの資格を取っているので全て書く」という人は危険です。なぜかというと、資格の内容によっては目標が定まらずに闇雲に受けている人だと思われるからだそうです。

派遣スタッフさんいわく、「応募した業種に関連の無い物は書かなくていい」との見解でした。僕はデイサービスなので、送迎に必要な「自動車免許」と「ヘルパー2級」を書きました。

ITなんちゃらというパソコン資格を、試しに取った事があるのですが不要なため削除しましたw

④ 自己PR

自分の強みをアピールする最大の見せ場です。書き方は色々とあるのですが、セオリーだけマニュアルとして書いておきますね。

1 過去の仕事から得た経験をもとに作成する
2 良い事だけを書いて、悪い事を書かない
3 少な過ぎず多過ぎず2~3項目に絞る

この3つを守って書けば、それなりに見栄えする職務経歴書の完成です。重要なのは、「フリーターの過去をいかに現在で使えるスキルに変えているか」です。正社員で働いていても職務から何も学ばない人もいる中、差をつけるテクニックですね。

フリーターだろうと、仕事に熱心に向き合い「常に学ぶ姿勢」を持っている人は、こういう部分で差をつけられます。ぜひ採用を勝ち取る経歴書を作成しましょう。

まとめ

「自分を売り込むには、どのように書けばいいか」を優先的に考えて下さい。履歴書も職務経歴書も、フリーターの僕にはかなりまぶし過ぎてきつかったのですが、「アピールするための形式なんだ」と思う事で思いきった内容が書けたと思っています。

大げさに書いて採用されたとしても、後から「経歴書に書いていた事がウソだったなw」と他人から笑われる事もまずありません。みなさん、同じように着飾ってるんですからw


★【おまけ】履歴書・職務経歴書をカンタンに作成するツール★

履歴書作成で、いちばん僕が面倒に感じていることは「自分の長所」を見つける事でした。応募先によって、アピールする強みは変えなければいけませんし、ネットでサンプルを見つけても、自分に合わないものも多く、けっきょく考えることに・・。実はこの手間、とあるツールを使えば問題が解決します。


それは「自己分析ツール」です。精度の良いものだと、大手求人サイトリクナビネクストの「グッドポイント診断」は人気しておりオススメです。僕も試しましたが、自分の長所を的確に表してくれ役立ちます。なんなら、結果を丸コピペしても履歴書に使えますからw


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