今年中には転職しようと思ってるんだけど・・

久しぶりに会った友人は、どこか焦燥感に包まれていて元気がない。以前会った時もしんどそうだったが、少しやつれたようにも思う。

話を聞いていると、職場での人間関係が上手く行かず、居場所がなくなっている様子。

 

かれこれ3年ほど頑張っているそうだが、失敗を許さない上司の目の敵となっているらしい。「修復もできないほどの関係で疲れている」という。

そうとなれば、すぐにでも転職すればいいのにと思ってしまうものだ。

ぼくが派遣営業をやっていることや、30代なら転職も問題ないことを知っているので、見切りをつけて仕事を変える事を勧めた。

 

しかし、この友人は数年前から同じことを言っている。つまり、「いつかは転職」と口にしている物の、行動はまるで伴っていない状況だ。

この手の悩みは、ぼくも以前に辞められずに仕事をしていた経験があるので理解できる。ありがちだが「いつか転職したい」という思いは、ただの願望になりがちということだ。

 

ぼくの場合は、きっかけとして完全にメンタルや体を壊すことがあり辞めているが・・。それに比べ、友人はこれといって辞めるきっかけが無いため足踏み状態になっていた

「いつか転職しよう」と思うことは、就職活動にカウントしてはいけない

ぼくも、彼については放っておけないので、アドバイスはすることにした。

「いつか転職しようってことは、何か転職活動をしているの?」

彼に問うと、「会社を辞めるためにネットくらいは見ているんだけど」と頼りない返答。ネットサーフィンを通して、転職についてのノウハウは集めているようだ。

 

しかしぼくは、彼が典型的なダメ転職活動パターンに陥っていることがわかった。彼の場合、ネットサーフィンをしただけで何1つ転職活動に繋がる実績がないのだ。

彼の「仕事を探す」という気持ちは良い。求人サイトを見て、じぶんの考える転職をイメージすることは大切だ。

 

ただし、彼に足りないことは、述べたように転職活動の実績がないこと。ネットを見ているだけで、彼に何かしら変化が起こるかと言われたら、何も起こっていない。

 

ずいぶん前にも、同じような事を言っていた彼だが、結果的にまだ求人サイトを眺めるだけで終わっているのだ。これが、転職活動をしたつもり症候群と呼ばれるもの。

過去のぼくがそうだったように、「いつか転職」を夢見ているだけで全く何もしていないに等しい状態を指す。これに対して、ぼくは彼に対処策を伝えた。

 

まずは行動。0から1への第一歩

「ネットサーフィンしても仕事は決まらないぞ?」

こういうと、彼はばつが悪そうに「確かに気がつけば求人サイトから2ちゃんに移行してるだけかも・・」とボソボソ。

じぶんが、思った以上に活動した気になっていたことには気がついたようだ。

 

少し危機感を持ったのか、「仕事で疲れてて、転職活動までやる気は起きないよ」と言い訳も含んだ悩みを打ち明けてくれた。

彼のような転職希望者の場合は、まずは行動実績を作ることが大事だ。これは、派遣事業でもぼくがやっていることだけど、1つでも行動するアプローチを提案した。

 

「せめて、求人サイトに登録くらいはした方が良い。環境は変わらないかもしれないけれど、外から情報を貰えるだけでまるで転職への動きは変わってくるよ

彼には、30代の転職にもよく利用されているリクナビを伝えることにした。

 

「リクナビは、登録しておけばスカウトメールというのが届くんだよ。例えば、仕事に対してやる気が無くても、じぶんに見合った条件の仕事を提示してくれる」

「うん・・登録くらいはするけど、それで転職できるとは思えないなぁ・・」

「違うんだよ。登録はあくまで何もしなかった0を1にするための行動。スカウトメールが届くことが日常的になることで、気持ちに動きができる。意味が無いと思っていてもいいから、やるか・やらないか、登録するか・しないかを考えてみな。」

 

こういうと、彼はひとまずリクナビNEXTに登録を済ませた。

彼に取っての転職0実績は、ここで1の実績に変わる。何もしないまま過ぎ去る時間が、ここから動き出すことになった

 

行動を1つ起こすと、好循環が巻き起こる

それから2週間後、彼から連絡があった。

「リクナビだけど、けっこうスカウトメールって便利だね。なんていうか、こういう仕事もじぶんにはオファーがあるんだって分かるだけで視野が広くなる感覚」

 

彼は、飲食店で働いていたのだけど、行動しないのは同じような仕事しかできないという諦めがあったようだ。全然やったことのない未経験分野のオファーに感動していた

登録してスカウトメールというオファーをもらっただけだが、これによってじぶんの可能性を可視化するようになった友人。

 

メンタル的にも好循環が起こり、「今からでも30代なら転職ができそうだな」と前のめりに仕事探しを始めている。

リクナビを中心に求人サイトを使う中で、さっそく面接にも行く予定が決まったらしい。彼に取って、人生の変わるような職場に出会うことを祈る。

 

「後押ししてもらってなかったら、転職活動の動きすらないまま一生を終えるところだった!」といった彼の言葉は重い。

 

あとがき

ブログをやっているだけですが、今年になって会った友人とのやり取りが小説に出来そうだったので書いてみました。

小説風ですがノンフィクションなので、30代のみなさまとリンクするところがあるかと思います。

 

書いている通り「0から1の行動」は、誰でもできることじゃないんですね。友人にしても、ぼくにしても。試しに何かをやらないと、重たい腰が上がらないのは事実です。

そういう意味で、彼にはきっかけとしてリクナビNEXTのスカウトメールが参考になったのは良かったと思っています。

 

彼のように、「急に動くのは面倒だけど、スカウトメールでじぶんの市場価値くらいは知りたい」という行動で変わることは可能です。

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