ゴールデンウィークなので、久しぶりに父方の叔母が訪ねてきました。そんな叔母の話なのですが、実はうちの叔母は泣く子も黙る転職貴族なんです。
今56歳なのですが、30代まで子育てなどで外に働きに出て無かったのですが、今では転職をバンバン決めてきたキャリアウーマンなわけです。
しかも、ここ数年前にも正社員に就職を決めているという。ここまでくると、フリーターがどうとか性別がどうとか。もはや年齢関係ないw
あ、こんな話を書いたら「30代で正社員にならないと後が無いぞ?」とか言ってる人の息を止めてしまうかもしれませんね。
フリーター批判のみなさん、息してますか?大丈夫?w
男性に比べて、女性は就活で不利を受けると言われていますが、50代になっても別に何の事は無く正社員になれる人たちもいくらでもいるわけです。
ウチの叔母が特別なスキルや資格を持っているわけでもないので、今日はこの件について触れておきます。
ちょうど僕も正社員で働きだして3年目で、叔母と仕事について語る時が来るとは思ってもいませんでしたw
56歳の叔母の経歴。50代でも正社員に転職しとるがなw
叔母は完全に離れて暮らしているので、詳しくはわからないところもあるのですが。それでも知っているところや、聞いた話をもとに転職歴として書いておきます。
30代の叔母の仕事:仕出し屋の手作り弁当
無資格、スキルなしでも20年前なら普通に採用されていたのだと思います。
叔母は、子育てもそこそこにして、就業を目指して子供を預けていたとの事。僕もいとことよく遊んでいたので、確かに仕事に出ていた記憶があります。
「食」に関する仕事は、今の時代にもいくらでもあります。食と言うのは、生活と切っても切り離せないので、今後も需要のある仕事なのは間違いありません。
ファミレスでも、弁当屋でもパートから正社員への活路なんていくらでも聞きますから。
叔母もまだ30代でしたし、余裕の正社員だったと予測できます。
40代前半の叔母の仕事:コールセンターでの仕事
何の業務なのかは詳しくはわからないのですが、家電系のオペレーターをしていたそうです。
今でもコールセンターの仕事はいくらでもありますよね。
印象的には座ってひたすら電話みたいな感じで、精神的にはきつそうですが肉体労働では無いので体力に自信の無い人でも大丈夫っぽいです。
40代後半の叔母の仕事:介護職ヘルパー
介護をやっていた事もあると聞いたのは初めてでした。
久しぶりに会ったのもありますが、親族でも仕事で何してたかなんてあまりわからない物なんですね。
介護は介護でもヘルパーさんをしていたそうです。
ちょうどこの頃は正社員ではなくパートさんで。長時間はしんどくなったのと、肉体労働だった影響はあるんでしょう。
50代の叔母の仕事:化粧品販売
「販売がやってみたかった」という叔母は、今の仕事でもあるんですが化粧品の販売に進んだそうです。もともと化粧とか厚い人だとは思ってたんですがw
自分の知識だけでパートから正社員に登用されたみたいです。
資格やスキルとしてではなく、日常的な関心や興味も仕事に使えたらいいですよね。
子供たちも大きくなり、継続勤務やシフトの都合に融通性がいくらでも利くようになったので正社員化できたそうで。
今現在も、「コスメ系の仕事は生きがい」とまで言って頑張っているようです。
正社員なので、福利厚生もありますし大型連休で少しだけパートさんに変わってもらって休むスタイルも便利とうれしそうでした。
50代でも転職できて、正社員として働く叔母の特徴と強み
30代でも就職が厳しいと言われる昨今。なぜ50代になる叔母も転職を繰り返せたのか。彼女の特徴をまとめてみます。
転職や就活に大事なことだと思った部分なので、参考にしてみるといいですよ。
・情報弱者
話をしていて思ったのは、良くも悪くも叔母には情報格差があったことなのかもしれません。
叔母はインターネットを使わない人で、まったく家でパソコンなどにも触れない(使えない)らしくって。
今の仕事などでもメインで店頭に立つので、事務処理は若い子がやってくれるのだとか。売り上げを叩きだせば、パソコンをやらされる暇もないのだと思います。
逆に今の若い人って、就活情報に埋もれ過ぎている点は否めないんですよね。
就活の都市伝説みたいなウワサを信じ込んでいたり。20代の段階で、就活に失敗した子がお先真っ暗と嘆くのもこれなんですよ。
適度に情報を遮断して、「単純に働く場を探す」という行動を起こせば叔母のように、仕事を見つけてそこで働くを実行するだけなのだと思います。
・不採用でもアグレッシブ
叔母ももちろん、不採用はバンバン食らっていたとの事。
特に年齢的にも、若手という話にはならないので。「受付嬢」とかは全滅だったらしいです(笑)
でも世の中を見渡せば、いくらでも中年のおじさんおばさんが働いている事がわかるので、無理だとは思わなかったそうです。
不況のニュースとかも、「超大手企業に入社ができないだけで、近所の奥さんは働いてるよ」と解釈していました。
とりあえず身近なオッサン、オバサンが働く事実を見てアグレッシブに自分も動いていた結果だと思います。
・夫がいるので、余計な焦りが生まれない。フリーターは親に頼れ
今の若い人は、どうしても独立を急ぐ傾向にあります。
家を出て正社員になって、一人前みたいな。でもこれって今の社会環境だとかなりハードですよね。昔に比べて労働環境が悪いんですから。
なので既婚者などは、経済的に相手に支えられると心に余裕がある側になっているんですね。
女性なら夫がバリバリ働いていて支えられてても、自分で働きたくなる心理ってそういう余裕から生まれると思うんです。
逆に、独身や結婚してても相手の給料が少ないと、いつお金が無くなるか分からない不安でしんどいじゃないですか。
正社員に早くならなければという圧迫感きつい。
そういう意味で、まだ経済的に親に頼れたり、自宅から働きに出られるフリーターは無理せずに周りに頼って余裕の気持ちで就職活動に挑んでみるといい結果がでると思うのです。
最後に
叔母も仕事が嫌になって辞めたり、キツイ仕事だと思ったら辞めたりと波乱万丈ではあったそうです。
ただ、楽観的に考え「これは自分に合う合わない」を基準化して、身体を壊すほどはやらないなど上手く働いていたようです。
嫌なら仕事バックレの精神は、叔母からの遺伝なのかな僕の場合(笑)
「おばちゃん」なので、コミュニケーションもガンガン取れる人なので、そこら辺は若い人よりは一枚上手なんでしょう。
50代でも正社員が決まるなら、30代フリーターなんてまだまだいけます。
無駄に自分は無理だと思い込むほど、首を絞めていると自覚すると前に進みましょう。
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