「とりあえず働かなくちゃいけないし・・」
「なんとなく求人が目についたので・・」
就活をするときに「どうしてもこの仕事がやりたかった!」と主張できることって少ないですよね。
特に30代までフリーターをしていて、いきなり正社員を目指せと言われても浮かぶ動機がありません。
少なくとも、「働かなくちゃいけない」のが動機という話は事実レベルで存在しますから。
しかし、面接で「なんとなく」とは言いにくいし、絶対に言ってはダメなのはわかりますよね。本音と建前という言葉があるように、嘘でもいいから「なんとなく」は隠すべき。
では、どのように言えばオッケーなのかというと、「なんとなく」を美談にさせる付けたし文句を作るのです。
「なんとなく」の動機が輝きを増していく、美談への変化作法
例えば、ぼくは介護を選んで仕事をしていましたが、本心はそんなにやりたくはありませんでしたw
「30代の未経験者でも採用されやすいから」なんて言えるわけがありませんw
そこで、じぶんなりの動機として介護を選ぶに当たった理由を少しいじったのです。ちなみに、ホンネの理由は下記になります。
- 未経験でも採用されそう
- 30代からでも就活成功者が多い
- 老人の速度は遅いので、マイペースなじぶんにもできそう
- 年寄りと話しているだけでも仕事の時間が進む
正直、介護事業所にいる人が聞けば不採用になる話ですよねw それくらい適当でも、ぼくは良いと思っているタイプです。
でも、ここから美化させられそうな話を、志望動機に付け足すだけでいいということを教えちゃいます。主に使えそうな理由を、美化していくと次のようになりますよ。
(ビフォー) 老人の速度は遅いので、マイペースなじぶんにもできそう
(アフター) お年寄りは、若者と違い生活のペースも遅くなりがちです。そのため、若いスタッフにせかされるような生活は苦しいのではないかと思います。
祖母も年を重ねて歩くのが大変なため、見ていて急かされる介護を受けていたら悲しいです。
私は、性格的におおらかなため、祖母のようなお年寄りでもペースを合わせたサポートができると思い介護を志望しました。
未経験で、まるで介護を分かっていないのは百も承知ですが、お役に立てる経験は持っていると考えています。
このように、なんとなく漠然と考えていた志望動機も、きれいな話にしてしまえば使えるのです。祖母の話に絡めるのは、真実味もあり本当に介護に対して思いを抱いているようにも聞こえます。
いや、実際にぼくは介護にこういう思いを抱いていたので嘘ではないですよw
(ビフォー) 年寄りと話しているだけでも仕事の時間が進んでくれる
(アフター) お年寄りは、お話を聞いてくれる存在がいるだけで助かると思います。私はお年寄りの話すむかし話に関心があるため、心からお話を楽しめる姿勢があります。
スタッフさんによっては、お話することが苦手な方もいると思いますが、私の場合は一切心配ございません。コミュニケーションからばっちり取っていけます。
こういうと、「本当は話して時間を潰したい」という適当な志望動機もよく聞こえてきます。
あまりにも、本心とかけ離れた志望動機だと怪しいですが、ホンネと建前を使い分けた動機に変えるのがベストなのです。
志望動機は、そもそも肩に力を入れて語る内容でなくてよい
志望動機って少し言葉からして重たいですよね。
これには「応募する以上は、何かしら動機があるはずだ」という気持ちを大きくし過ぎている点にあるのです。
働くのに、そんなに崇高な理念なんてそもそも無いですってw みんな多かれ少なかれ、仕方なしで仕事を選ぶんです。
「じぶんじゃなきゃ出来ない仕事」なんていう人もいますが、世の中の大半の仕事は変わりがきくのですから、肩の力を抜いて考えればいいのです。
もし、どうしても志望動機が浮かばないのであれば、転職エージェントなどを頼って答えを貰ってもいいんです。
助言やアドバイスがヒントになって、結果的に志望動機を作ったとしても良いのですから。DODAもしくはリクルートエージェント
は、親身になってくれるエージェントなのでオススメですよ。
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