入社した際には、何でもやらせていただきます!

「ああ・・それは言っちゃ・・」と思った時には・・もう言ってました・・。派遣希望スタッフさんと同行して面接に行った場での話です。

 

事前に面接練習をしていたので、特に変わったことは言わないだろうと思っていたのですが。ぶっつけ本番で勢い余って冒頭のセリフを言われてまして。

よくありがちな面接でのセリフではありますが、言わない方が良い言葉の1つです

 

新人として働き始めるのだから「『何でもやります』くらい言わないとダメ」と気構えを持つのはもちろん大事。ただ、伝えてしまうと効果が半減します

どうして言ってはダメなのか。「何でもやります」を絶対に言ってはいけない理由をまとめます。

「何でもやります」って言うけど、何でもできる人材なんていない

「何でもやります」のどこがいけないのかと言うと、何でもできる人材はそもそもいないからです。別に、本当に何でもできる人なら言っても問題ないのですが・・。

ふつうの人は、働き始めることに対して不安はありますし、「何でもやる」と言われたら採用側としては何でも任せてみようと受け止めることも。(ほとんどは、真剣には受け止めないというのが派遣営業をしている感覚です)

 

「何でもやる」を言ってしまうと「仕事を任されたときに出来なかったときのダメージ」が残るんですね。上の人からすると「あれ?何でもって言ってたけど、実際はそうでもなかった?」と。

「何でもやります」という言葉に見合わないこともあるので、リスクが増えるという意味でも使わない方が良いのです。

 

よく「当たり前のことを面接官に言っても仕方ない」といいますが、「やる気はあるので採用してください」と言ってることと同義にも聞こえることも・・

やる気が無ければ採用しないのはわかってますから。

それと同じで、「逆に何でもやってくれないと雇った意味がない」と思われるだけという空回りは避けたいところ。

 

どうせ言うのなら「○○が出来ます」と限定しろ

そして、就活は不思議なことに「何でもできる人材」はそこまで求められていなかったりします。ぼくが派遣営業で企業さんに伺ったらよく言われることなんですけどね。

 

「できない事があってもいいんだけど、できる事は具体的にしっかり教えてくれる人が良い」という話。

つまり、人間なのだから出来ないことはあって当然。

それよりも得意なことをしっかり言える人材を派遣して欲しいということです。具体的に言えれば問題ありません。「几帳面なので、しっかり仕事の確認を怠りません」とか。

 

その人の性格は見えますし、具体的にその人がどういう人物かイメージすることに繋がるんですよね。

これは、面接する側になって考えれば解できるはず。

 

  • 何でもできるので任せて下さい」というAさん
  • 力はあるので、体力なら任せて下さい」というBさん

 

この二人が面接に来たと仮定します。

きっとBさんの方が、本当に力はあると感じるはずですし、任せてみたい仕事も分かりやすいのではないでしょうか。これが「採用側の目線で見る」ということです。

 

限定的に出来ることをいうと、「それしかできないのかな?」と思われる心配をする人もいますけどね。

でも、ふつうに考えて何でもできる人の方が圧倒的に少ないのですから遠慮なく伝えましょう。

 

もし分からなければ、転職エージェントなどを利用されると分かりやすく指導を受けられるので活用するのもアリ。(30代の転職おすすめサイト)

まとめると「じぶんはコレが得意」というモノに狙いを定めてアピールすべきです。

グッドポイント診断などは、長所や強みを発見してくれる診断ツールなので、履歴書にそのままコピーすることも可能。

ここから具体的な得意分野を見つける手段にもなるのでオススメして終わります。