「資格でも取っておけば就職が有利になる」とお考えのフリーターの皆さん、その考えは間違っていますよ。

 

以前から思ってましたが、日本社会は資格にこだわりすぎですよね。働く以上は、仕事に関する資格は求められる傾向があるのは当たり前。

そんな背景も後押ししてフリーターといった、非正規雇用者には資格を取るよう助言されることが多いです。

 

僕も20代の頃は、イヤというほど「資格をまず取っておくべきだ」と言われてきました。

「今の時代はどこもパソコンは使うから、ITパスポートは役に立つ」
「タイピングの遅い人はパソコン仕事は厳しいから、タイピング検定取るべき」
「介護需要があるからヘルパーは持っておく方が良い」

 

うーん・・。どれも業界内では最低ラインなのでしょうけどね。

でも、根本的にこういったアドバイスをしてる人って間違ってるんですよね。

「フリーターなら○○の資格取得をして有利になろう」ってどこがおかしいか意味わかります?

その資格、誰のために取得してるの?

当たり前なんですが、資格取得が会社の為であってはおかしいんですよね。

言ってる意味がわからないかもしれませんが、会社のために資格を取っている人が多すぎるんです。

 

例えば、タイピング検定。これ、僕が20代の頃めちゃくちゃ練習したんですよ。

鬼みたいにタタタッと打ってたんですけど、今にして思えば・・要らなくね?と。

会社側は早く打てる人を取りたいので手っ取り早くタイピング検定資格がわかりやすいでしょう。

 

でも速度なんて検定だけでは把握できないんですよ。

上から任された仕事を、さっさと打つだけで済まないのが仕事ですから。

企画を考えたりしながら思考して打つ限り、単純なスピードを追うとか無意味なんです。

 

僕が少し働いたデータ入力アピールするならまだわかりますが、データ入力の正社員ってそんなにいないです。

タイプ速度だけで正社員になれるなら磨いたらいいですが・・。

 

またITパスポート。基礎的なパソコン知識を持っている人を証明する資格です。

これも全く同じで、今の時代に基礎的なパソコン情報を知らないってありえないんですよ。

面接でちょっと話せば、プロほど知識は見抜くでしょうし、知識より実際にパソコンを使いこなすことが重要なんですよ。

 

これらは要するに、「会社のため・面接のため」にワンポイントで取得しようとしているわけです。資格欄を埋めるためにみたいなw

後述しますが、そんなところのために勉強したり練習する時間があるならもっとやるべきことがあるんです。

 

また、フリーターを抜けられるかもしれないという動機で、資格取得に走るのは単純に資格神話を信じてるだけです。

資格だけで採用するほど、会社もバカじゃないんです。

気をつけないといけないのは、やりたいことでもないのに有利だからと試験を受けに向かう事。興味や関心を無視して、一般常識に乗っからない事が大事です。

 

資格取得に時間を費やすなら、いっそ実績を作ってしまうべき

介護資格なら、ヘルパー2級があります。ただ資格なしでも業界に入れるんですね。介護は未経験者が入れる事は知られた話。

資格はないよりマシなので、取っておく人は多いです。もちろん悪い事ではないし、持っておいた方が介護に近づけます。

 

でも、無資格なのに評価される人もいます。それが実績。

ボランティアなどの経験があれば、資格に匹敵する価値を見出すことも可能です

資格という「目に見える形」はないですが、ボランティアの場合は現場レベルで無給であれど「仕事をしてみた実績」があるわけです。実績は資格を凌駕します。

 

誰でも取れる資格なんて「資格・特技欄」の穴埋めにしか使えません。

そこに時間を費やし過ぎている人が、まだまだ多いというのはお分かりいただけると思います。

 

この話を教えてくれたのは、派遣会社の就活セミナー講師でした。

セミナー講師の方が言っていた言葉に「資格は会社のためになる。実績は自分のためになる」でした。本質的な言葉だと思います。

 

「フリーターにおすすめの資格」に惑わされるな

IT関連の仕事に就く方などが、みんなパソコン学校を出るわけではないのは有名な話です。

趣味レベルで普段からスマホアプリのプログラムを組んでいる人など、下手なプログラム学校出身者よりも能力が秀でているなんてケースはよくあります。

 

「好きでやる」かつ「独学で学べてプログラミングができる」わけですから、作品もそれなりのものを納められます。

独学できるということは、会社が育てなくても勝手に育つ人材だという証明にもなるんですよ。

 

こうなってくると資格よりも実績。「こういう作品が作れます」という実績を見せ、即戦力のアピールが可能となれば採用は早いです。

資格だけだと「履歴書に書ける話」で終わるのですがこういった現物があると、「プログラムを書ける実績」と評価される典型例です。

 

「フリーターに向けたおすすめ資格だから・・」という理由で取得するのは辞めましょう。

「ドライブに関心がないけど、あると便利なので車を買ってみた」というような意味の分からない行動かもしれません。

振り返りながら資格に向き合ってみると良いでしょう。

 

ぼくに言わせれば、安く履歴書の写真を撮る方法などの方が即効性のあるスキルだと思うんです。

先に資格というより、小手先ノウハウで固めて就職を勝ち取ってしまうのも人生になるのでまずはぶち当たる感覚が重要だと言いたいですね。

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