派遣事業をやっていると、色んな方の会社を辞めたい理由を聞きます。その中でもよく聞くのが
「家族経営の会社」でのトラブル。
ぼくは今のところ家族経営の職場に入ったことは無いですが、聞いていると色々と面倒なことが多い様子。
そこで今回は、家族経営の会社がおすすめ出来ない理由を書いてみます。
絶対に働かない方が良いとは言いませんが、ぼく自身が派遣事業で実際に見聞きした話を公開。けっこう怖いですよ(汗)
家族経営の会社がオススメできない理由
- 出世、昇給する人がすでに決まっているケースが多い
- 家族内で誰かに嫌われると連鎖する
- 家族経営であるがゆえのブラック環境に置かれやすい
- 公私混同に付き合わせれて疲れてしまう
パッと聞いたことを思い出しただけでもこれだけあります。
家族経営って大変だなと思うんですが、問題なのは「知らずに入社して辞めたいと相談に来る人が多い事」なんですよ。
少しでも実態をイメージして入社を判断すべきとも言えます。
出世、昇給する人がすでに決まっているケースが多い
仕方が無いというとそれまでですが、やはり優遇されるのは家族内の人になります。
実際、派遣に相談に来られる方でも万年平社員から抜け出せない人が多いですね。
彼らが仕事のできない人かというとそうでもなく。普通に就職を決めて、正社員として働いて評判のいい人たちです。
そんな彼らでも、家族経営の場に入ると出世はできず昇給も少ないまま。いわゆる家族内での分け合いに力がそそがれるので、非常に不利な立場に置かれやすいんです。
相談に来る方の話を聞いても、「頑張った見返りが無い」という不満をよく聞きます。
色々と会社に不満を持つのは誰でも起こり得る事ですが、家族経営は異質かなと感じますね。
家族内で誰かに嫌われると連鎖する
人間関係の面で言うと、家族内は血のつながりがあるので結束が強いです。家族の誰かに嫌われると、その評価が家族内で伝染するんですね。
もちろん、すべての家族経営者たちが身内ひいきする人たちばかりとは言いません。
ただ、傾向として人間関係の良し悪しは家族のだれかの関係を引き継ぎます。
分かりやすい例だと、社長からの評判がよく任される仕事も大きいのに、娘さんに嫌われているというだけで立場が弱くなるとかですね。
社長もこの事実に困りながらも、結果的に身内寄りになりやすいです。まあ、みんな身内が可愛いのは仕方がないという感じでしょう。
家族経営であるがゆえのブラック環境に置かれやすい
家族経営の会社からの転職を相談される中で、ブラックな環境という内容は多いです。社長や奥さん、その子どもが帰らずに働いていると帰れないという話も多いですよ。
「仕事を頑張っているのはみんな一緒」という感覚でやっているので、さり気ないやり取りでもブラック労働を押し付けられているわけです。
身内でやっていない仕事なら、みんなで早く帰ろうという意識付けが生まれるんですけどね。
家族経営なら、下っ端の家族だろうとその先に利益の見返りがあるので頑張れるわけです。役職も家族でやってたら曖昧ですし。。
外からやってきた従業員は、あまり関わりたくないのが本心と言えます。
公私混同に付き合わせれて疲れてしまう
公私混同されている会社が多いのも良く聞きます。
社長は一人でも、その部下が家族なら公私混同が起きやすいんですよ。
仕事中の外出や買い物は日常茶飯事。そのため、家族じゃない従業員はそのカバーを任されるわけです。
勤務時間内で家族が出かけると残された人が対応に追われる・・こういう話を聞くと確かに厳しい現実は見えてきますね(汗)
仕事中の休憩が家族だけに許されるので、意識高く頑張っている人ほどモチベーションが下がる事にも。
あまり付き合いたくない職場と言えるでしょう。
家族経営の会社に入社しないためには
ちなみに、家族経営の会社は避ける事ができます。
おおよそ会社のホームページなどを見て頂くと分かりますが、「役職のある人たちの名前が同じ苗字」には気を付けましょう。
苗字が同じというのは家族経営の特徴です。
同じ苗字の人がずらずら並んでいたら、そこは家族経営かもしれないと身構えるべき。
写真などがあると、似ている顔だったりするので一発で分かります。
微妙なのは結婚して手伝っている娘さんの存在などですね。
苗字が違っていたりするので、分かりにくいところがあるのが現状です。
堂々と「家族経営をしている」とは求人票に出さないので、調べる事ができるなら調べるに越したことはありません。
家族経営は全体で見ると少数ですが、念のため注意喚起としてお伝えしてみました。人材サービスなどではあまり見かけないんですけどね。
もし不安なら、コンサルタントさんを通して聞いてもいいでしょう。より注意深くしておいて損はないですよ。
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