「年金が引かれる会社なら働きたくない」
派遣事業所で働いている以上、定期的に派遣スタッフさんからクレームを受けるんですね・・。
そんな中、年金問題でクレームが入ってきました。以前にも他の方でクレームを受けているんですが・・。(派遣と社会保険について)
正社員に向けて継続雇用している企業に派遣されていた男性スタッフAさんとの話です。こちらも説明不足になっていた点もあるのですが、Aさんの給与から厚生年金が引かれることにお怒りでして・・。
仮に30代まで年金を払っていなくても払えば得する理由3つ
Aさんの言い分としては「老後は貯蓄で賄うから年金は入らないようにしてくれ」とのこと。言いたい事は分かるのですが、労働規則として企業側が掛けているのでそういうわけにもいかず。
天引きされる仕組みなので受け入れてもらうしかありません。
ただ、Aさんには「年金は払っておいた方がいい」というお話をさせて頂いております。
ぼく自身も気持ち的に「年金は払っても損かな」と以前は思っていたのですが・・。勉強してみると入っておいた方がいいという結論になったんですよ。
理由を3つ説明しておきます。「30代で未納だけど・・」という方でも、今から少しずつ払っていけば問題ない むしろ良い制度なのです。
「万が一の保険」として年金は有力
けっこう目先のお金には注目しがちなんですけどね。今だと20~30代くらいが支払う金額では、ほぼ損をすると言われています。ぼくも40代になっていますが、貰える金額はぐっと減る世代・・。
そう考えると、「払い損」と感じる方が多くなるのは仕方が無い話。損得で語れば、元本すら返って来ないことが予想されますからね~。
ですが、年金は今の時代だと「掛け捨ての感覚」で良いと思っているんです。なぜなら、保険的役割が強く効果を発揮してくれるから。
たとえば障害年金。病気になったり、事故で生活に支障をきたすほどのダメージを負うことも考えられるんですよ。そういった時に、「年金を払っておいてよかった」ということは大いにありえます。
少なくとも、病気もしない・事故もしないという保証は誰にもないので。「国民年金は掛け捨ての保険制度」と思うと、少しイメージも変わると思います。
保険なんて人生に要らない!という方にはこの意見では納得してもらえないのですが、民間の保険よりは断然コスパ的にもいいのです。
遺族年金が軽視されている実態がある
また、年金加入していることで遺族年金がシステムとして付いてくるのは大きいです。ぼくは男性なので、結婚などを想定すると残された遺族への支払いがあるのは助かると考えます。
実際、ぼくはこれを知ってから慌てて加入したクチなので(汗) まだ結婚できていないので、このまま40代を驀進してしまうかもしれませんが・・。
ただ、結婚を考える女性が現れた時に「守れるシステム」に入っているのは重要だと思っております。「結婚する気がある方向け」になるかな(汗)
今回のAさんも、彼女さんはいるそうなので話を聞いて「それなら仕方が無い」としぶしぶ納得してくれる形となっています。けっこう知らない方もいるので、年金制度は調べた方がいいです。
老齢年金
これが本質的な話になるのですが、いかんせん貰う時の金額が少なくなるのは避けられそうに無いですよね。
ただ、上記2つのメリットに対する保険をかけたと考えると、あとはいくらか戻ってくると考えればどうでしょう?老後ですから、収入も途絶えないとは言い切れない。
今、民間の保険で上記のような障害年金や遺族年金のプランを含む商品って無いんです。また、国が保証する制度なので「破たんする」と言われつつも、最悪は税金などで補てんするでしょう。
同時にインフレを起こした際などにはしっかり年金額も上がるので、全くのムダになるとは思えません。これらを元に、それでも入らない方がいいというなら仕方ないのですが・・。
個人的には優れた保険商品が、健康状態やそのほかの条件に関係なく買えるというのは幸せな話だと思っています。
厚生年金は、派遣社員でも働き方に応じて支払うもの
「年金が引かれるだけで、若者は損をしてばかり」という認識の怪しさについて語らせて頂きました。派遣社員でも、正社員と同様の保険をかけてくれる会社があればそれはラッキーです。
「派遣会社で稼げば、国民年金を払わなくていい」という解釈の方も時々いらっしゃるので、改めて認識して頂ければと思います。
確かに契約状況によっては、厚生年金などを掛けてもらえないのですが・・。基本的に、正社員並みに働くとそれに応じた社会保険は掛けることになります。
ぼくも、色々と天引きされる給料明細を見て凹むことが多いのですが・・述べてきたように「保険」と考えるようにしていますね。
派遣会社を利用される場合、直接アドバイザーの方に聞いてみるなどするといいですよ。丁寧に教えてくれるので、相談する意味でも積極的に聞く姿勢を持っていただければと思います。
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