発達障害があるけど、そちらで仕事は出来ますか?

ぼくの勤めている派遣事業所には、障害のある方からも問い合わせがあります。主には冒頭のような「発達障害があるけれど・・」といった方が多めですね。

 

見た目に分からない問題を抱えているため困られていると思うのですが、職場に適応して働けてしまえば障害があるかどうかは小さな話になるというのも派遣営業をしていて思うところ。

実際、発達障害の方で凡ミスを繰り返しては怒られている派遣スタッフさんがいたんですね。

 

対策としてその方は、職場も業務もまるで違う仕事に変えるとあっさり適応。手作業系の仕事から、パソコンを使うデスクワークで問題が解決しました。身体を動かしつつ作業することが苦手だったようです。

働く場所が悪かったり、そもそも向いていない仕事をやると仕事探しも上手くいかないことも増えると感じた場面でした。

そこで、発達障害の方が困らない仕事の探し方をお伝えしてみたいと思います。派遣営業マン目線での指摘なので、専門家ではないのですが経験から話せることをお伝えします

発達障害で仕事探しに困るのは、特性を伝えられないから

かくいうぼくも、発達障害っぽいところがあるんですね・・。「こういうことが苦手です」と言えたら楽なのですが、社会的な風潮に言わせてもらえない空気があるのが辛いです(汗)

ファミレス時代など、皿を運ぶことが不器用すぎて泣けるレベルでキツかった・・。

 

でも、仕事を探す際に「不器用なところがあり・・」みたいなことを言えたら楽だったはずなんですね。

そういったことを踏まえると、あらかじめ苦手な事を伝えてしまうこともアリでしょう。例えばウチの派遣に来られる方で、「発達障害があるけど・・」と問い合わせて来られる方には「どういうことが苦手ですか」と聞くようにしています。

 

伝えて頂くことでこちらも「ではこういう仕事はどうでしょう?」と言いやすくなりますし、派遣登録者の方も「それなら出来そう」とか「きついかも」というやり取りが出来るわけです

わざわざ発達障害と言わなくても、「苦手なことがありまして」という言い方で伝える方法もありますから。

 

とはいえ、一般求人でこのやり取りをしようと思うと、理解力のある場所で言う前提が必要だったりします。そのため、理解力のある場所を探すと同時に、ふつうに就労支援を行っているところも上手く活用するのがベストでしょう。

 

就労支援も一か所に固めたような仕事探しはNG

就労支援も、ハロワに限定する必要はありません。

ウチの事業所にも「ハロワの障害者枠で仕事が無かったから」という理由で来られる方もいますが、障害者求人=ハローワークに固めるとそれはしんどいです

 

派遣会社が限られた仕事を扱うのと同じで、ハローワークも万能ではありません。網羅的にすべての障害者の方々に提供するには限度もあります。

身体が不自由な方も入れば、精神的な疾患がある方など様々。そういった中で、見た目に問題なさそうな発達障害の方が探すとなると、「ハロワでは求人はあまり無いのか」と悲観的にもなりやすいですから。

 

派遣会社に登録するように、色んなところで仕事を見てみることが重要になってきます。特に「就労支援向けの求人はやりたいことが無いから」と一刀両断しないことが大事

 

「東京住まい」で、発達障害の方はラルゴがオススメ

障害者向けや、就労支援求人もサービス会社によっては大手との繋がりがあります。

たとえば、東京にお住まいの方ならラルゴ高田馬場などはオススメです。公式サイトを見て頂くと分かりますが、障害区分に発達障害の項目があるんですね。

「発達障害の項目が無く、利用して良いサービスなのかわからない」とおっしゃる方も多い中、こういった分かりやすい配慮は理解力を感じさせてくれ頼もしいです。

発達障害者の方を支援するだけでなく、しっかりとした企業への就職を手助けしてくれているのも魅力。大手との繋がり、経営歴が長い会社とコネがあるなど一般的な就労支援よりも強みはあります

 

利用条件も

  • 障がい者手帳がある
  • 東京にて対面面談できる

と、やや東京近郊の方向けなのは気になるものの、試しにお話を聞きにくいだけでも違うはず。こういったサービスが全国的に増えれば良いなと思うばかりです。

一般求人向けのアドバイスをしている当ブログですが、障害者枠であっても基本は同じ。求職サービスによって、扱われている企業や業務が変わると覚えておいてくださいませ