老人ホームの夜勤で潰れかけたが、早期の転職を考え離職。すぐに休養を取ったので大事には至らなかった。
ほとんど休まなかったが気分もリフレッシュできた。重度のウツなどに陥らないように、転職を考えるくらい悩んだら決断を急ぐべきだと思った。
そこから体調もすぐ回復して、転職活動に入った。年齢も35歳と、お世辞にも「若い」とは言われない。
タイトルでは余裕で正社員になれたと書いてはいるものの、「正規雇用が無理」といわれるやすい世代での転職活動なので怖かったw
だけど、「やっぱり世間一般の声は無視するのがいちばん」だと気がつく。
一般論はあくまで一般論だったのだ。
ネットが普及してみんな悲壮感が大好きになった。2ちゃんなどでは成功への道より、いかに人生が脱線しているかを語りつくす。
で、そういうところを見ている層はたいがい社会的に上手く行って無い人が多い。
普通に考えれば、充実した人が2ちゃんに張り付いて人の不安を煽る作業なんかしないわけだから。
そういった周りの声を気にせず、30代でも就活・転職活動すればいいと僕は体験から思う。
実際に、35歳までフリーター経歴しかなく、すぐに辞めている僕でも正規雇用されているのだから。どのようにして、正社員になれたのか。そして僕の今とは。
“年齢ハンデ”があるから就活・転職できないはウソだった証明
年齢を考えると「もう仕事は無理だ」と思ってしまう人たちがいるのは確かだ。
ただ、それでもチャンスがいくらでも転がっている。今の時代は、ニートやフリーター状態が「若者のデフォルト」と考えている企業も多い事を知るべきだ。
ちなみに、僕は現在デイサービスで働いているが、「フリーターから正規雇用を考える人向け」の求人サイトから転職を決めている。
社会も若者の就職難を、自己責任に完結させてはダメだと思い始めた証拠。
そして、確かに氷河期などによる影響で雇用されにくい状況はあった。ただ、それは氷河期に関係なく人が雇用されにくい職種なども含まれる。
人気するところはいつの時代も人が殺到するし、競争は激化して受かりにくい。
逆に、いつの時代も人が集まらない職種もある。求人案件を見ていると、「どうせ同じ仕事しかない」と思う事もあったがまさにここにヒントがあった。
”同じ仕事しか無い=人手が足りてない”という事なのだ。
僕は介護業界に自分が30代から入り込んでいるが、さらに上の世代の人たちが面接に施設を訪れているのも見てきた。
40代で業界未経験な人はいくらでもいる。50代で、定年まで食いつなぐために・・とやって来る人もいる。
これは介護業界だけではない。人手が足りていないところには当てはまると思う。正直、今の20~30代の人たちは若すぎるのだ。
この年齢からスタートできると思うと、別に30代で就職が厳しいとは言い切れないとも思う。今となってはだけど。
あまり年齢で就職が無理だと思うと、それだけで自分にバイアスが掛かってしまう。
逆に、別に40~50代でも仕事を探している人はいるという事実をしっかり見る事ができれば、30代なんてまだまだヒヨコにもなっていないと思うのである。
35歳からの履歴書と、職務経歴書
もうこの年齢になると、過去の事なら触れられない事もある。
例えば不登校や高校中退、引きこもったことなんて今さらの話。10年、いや20年も前の話をほじくり出す面接官なんてそうはいない。
2~3年前なら、「今は大丈夫ですか?」とでも聞かれるだろうが、さすがに遠き学生時分に興味は持たれない。
これは、何度も面接を落ちたらわかるのだけど、多くの会社は過去より今を語らせようとする。
35歳からの就活を考えるなら、若かりし頃のニート生活なんてどうでもいいのだ。
無駄に空白があっても問われないので、本当に書けない人は「空白であろうと問題ない」と覚えておくと良い。
ここは別記事で、履歴書や職務経歴書の書き方として書くが、重要なポイントは如何に「相手の会社にあった書類を提出できるか」だ。
僕のデイサービス勤務の決め手は、志望動機欄だったと思っている。
「熱意や、どうしてもここで働く」という意思を注ぎ込んだ。
学歴や、職歴はかなり雑なのだけど・・。面接してくれた社長が、ここ数年の僕の活動にだけフォーカスして、過去を引っ張らなかったのは大きい。
面接官によっては、ちまちま学歴から舐めるように見るんだろうけど、色んな人が見るというだけの話だ。
勤務時間が朝から夕方までなので、健康面を調整できる
転職活動をすぐに再開してはいるものの、やはり健康面では気になる事も多かった。不眠症などは、すぐに治ればいいが長期になると仕事も苦しい。
できれば、メンタル面もケアしやすい働き方を選びたかった。
稼げるからと夜間勤務型の介護施設を選ばなかったのは、そういう意味が強い。
また、事業が立ち上がったばかりの職場なので、社長もなるべく業界慣れしていない人が良さそうな事を言っていた。
あまり別の職場でやってきた人だと、良くも悪くも前の会社でのやり方を持ち込むからだ。
介護業界はブラックなところも多いが、新規事業としてホワイトな環境を作りたかった社長の思いもある。
ニートなら、ある意味で新卒レベルに真っ白。ニートを逆手に「仕事のいろはを、御社で学び活かしながら働きたい」などと言えたら、良い表現になると思う。
僕はいま思いついたが、これ言えてたら少し違ってたかもw
介護は人へのサービスなので、定時帰宅を目標にしづらいところもある。しかし、朝から夕方まで働いて夜は基本的に閉鎖されるデイサービス。
ここを選んだ僕の思いは、夜はしっかり寝られる健康目線からだ。
どんな業種にも仕事のできない正社員はいる。試用期間3カ月から正規雇用へ。
試用期間はプレッシャーもあった。「ひょっとして、上手く仕事ができなければまたバイト継続か」という不安もあったからだ。
しかし、仕事ができない不器用な僕でも、この職場では正社員として雇われる基準に達せられていたのだ。
「なかなかバイトから昇格できない」と言っていた頃は、自分がダメ人間だと思い込んでいた。
先輩や上司から、「そんな仕事じゃ、どこに行っても通用しないぞ」と怒鳴られてきた。しかし、これらは過去の職場が僕に合わなかっただけだ!とも思う。
みなさんも思い返してみて欲しい。どんな業種でも「あれ?こんな人が働けてるの?」と思う事はあるはず。
わかりやすく言えば「愛想の悪い店員」もいれば、「接客サービスの場でふてくされた対応を取る電気屋の店員」もいる。
でも、そういう人たちも、なぜか正社員になれているのだ。見習いみたいな正社員がフロアに立てているのだ。僕もだけどw
政治の世界など、大きな仕事をしているようで失言連発の輩もいるw
こう考えると、意外と僕みたいなニート・フリーター出身者の方が、人の気持ちを理解して低姿勢で働けたりする現実もあるのだ。
どんな業種だろうと、諦めなければ必ず正社員への道が開かれると思っている。
そして、「30代での就活は遅い」とか言ってる奴は、小さな業界でしか働いた事が無い小物だろう。実力の有無に限らず、今の時代は転職がデフォだしこれからも増えると見る。
正社員として働けるかどうかは、ニートであっても現場に「直接面接」に行かないとわからない。
これは、僕が何社も落ちながら転職を経験した事で得られた、まさに真実である。
ニートなら遠慮せず就活し、フリーターなら顔色変えずバンバン転職すればいい。納得できる職場に出会えば、活気が出てやる気の循環もよくなるのだから。
今の僕は、転職を繰り返してきた事が重なった結果にあると思う。
最初はニートで、その後フリーターとしても長く働いていた。しかし、腐らずに少しずつ社会復帰を考えた結果に、30代での正社員に繋がったのだと思う。
「不安や失敗を恐れるがあまり動けない若者」が、なんとか1歩でも勇気を踏み出せるようなブログを書いて行きたい。
「30代で余裕はウソ」と思う人もいるが、実際のところは有利な環境にいるかも大きい。
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