「仕事を探す」と言いつつ、少し気持ち的にゆとりが欲しいのでレンタルビデオを最近は借りています。
先日、労働意欲が上がるマンガ5冊を紹介しましたが、もともとがオタクなのでアニメとか映画ばっかり見て育っていました。
そのため、紹介しようと思えば結構な数を紹介する自信はあります。ただ、人気ランキング100とかはキツイのでこれくらいで勘弁してもらえればと思いますw
ということで、就活がテーマのブログということもあり「仕事に対するモチベーションを持てず、なかなかやる気を出せない方」に向けて就活応援のアニメをまとめてみました。
転職や再就職をしたいけれど、なかなか身が入らない方にぜひ見てもらいたいですね。
『SHIROBAKO』
最近の仕事系アニメの流れを作った作品って知ってますか?
その、いわば王道とも呼べる作品が『SHIROBAKO』です。
いわゆる「萌え系」のキャラクターが飛び交うので、アニオタでない方は苦手意識を覚えてしまうのは仕方がないんですけどね(笑)
しかしアニメ好きなら誰もが気になる業界の裏側や、制作サイドのかなり現実的な話にも触れています。
リアリティ部分が人気の秘密と言えるんですよね。普段からアニメを作っている人がアニメについて描いているわけですから、朝飯前の当然話というやつですw
クリエーターの厳しさを語っている反面、作中では自分の「好き」なものに対する並々ならぬ情熱が描かれていてこれが良いんですよ。
それを見てついつい胸を熱くする人もいると思います。僕ですがw
確かに給料や福利厚生も大事なポイントなんですが、それ以上に「自分がやりたかった事って何だったんだろう」と思うきっかけをくれる作品でもあるのでぜひ見ておいて欲しいですね。
ちなみに、特別な技術が必要に思えるアニメ業界ですが、意外と未経験者歓迎のところも多いと聞きますね。多少のハードワークに耐えられるなら挑戦するという人もいるでしょう。
アニメ好きな方には、ある意味チャンスなのかもしれません。
『はたらく魔王様』
勇者との戦いで異次元に飛ばされ、やってきたのはなんと現代社会の東京!たった1人の側近とともに、東京の地へたった魔王は、ほとんどの力を失っていた。
そんな彼が世界制覇の足がかりとして始めたのは、なんとファストフードチェーンのアルバイト!?
という、何とも唖然な設定で始まる『はたらく魔王様』。
全体を通して繰り広げられるギャグとシリアスなバトルシーンとのギャップも面白いこの作品なのですが、タイトル通り魔王様がかなりの働き者なのがポイント。
店長の厚い信頼と細やかなサービス、そして彼を慕う後輩の女子高生への丁寧な指導などなど、どう見てもただの好青年にしか見えないから笑ってしまうんですよね(笑)
そんなおもしろ要素満載の『はたらく魔王様』ですが、働いた事のある人は随所で見せる仕事への姿勢や指導力についつい目がいってしまうと思いますね。
先ほどの『SHIROBAKO』が”自分の好き”にとことん向き合う作品だとすれば、この作品は”仕事中の些細な事にも目を配る事の重要さ”を教えてくれる作品と言えます。
仕事に役立つアニメとして、「今働いている人」も見てみるといいのではないかと思います。
何やってんだろうと仕事中に思うことが多い方ほど、見える世界を変えてくれます。
『サマーウォーズ』
言わずと知れたアニメ映画の金字塔。
世界のあらゆるインフラを担う仮想空間「OZ」をめぐって繰り広げられる、主人公・小磯健二とヒロイン・篠原夏希、そして夏希の親戚たちの奮闘を描いたアニメ映画です。
アニオタなのにレンタルで見たことを許せっ!(笑)
ノスタルジーを感じさせる夏希の実家や、IT社会の中にも確かに感じられる人と人との絆に涙する人は少なくないはず。キングカズマはめちゃくちゃ好きになりました。
本作を「仕事」という観点から見ると、この社会が本当に多くの職業によって支えられている事がわかります。
印象を強く感じさせるのが、夏希の親戚たちの職業。
その業界は多岐に渡ります。自衛隊や警察、水道局員や市役所職員といった公職はもちろん、漁師や電気店、介護福祉士といった民間系の仕事についている人の姿も見られます。
一族の中でこれだけ職業がバラけるのも面白いですよね。リアル社会って割と似たような業種で固まっているので。
この作品を見ると、「食わず嫌いではなく様々な職業にチャレンジするのも良いかも」という気にさせられるのです。
『銀の匙』
大ヒットを記録した『鋼の錬金術師』作者である荒川弘氏が、自身の実体験なども参考に描いた超リアル農業高校漫画『銀の匙』。
舞台は高校ですが、さすがは専門校だけあってかなり現実的に農業の実態にも迫っています。
「ハガレン」と世界観が違い過ぎて、当時はそれだけで敬遠していたのですが遅れながら見ておいて正解でした(笑)
民間、個人を問わず農業進出が増えている昨今、就職先に「農業」を選択する人も少なくありませんからね。
この作品最大の魅力は、なんと言っても主人公・八軒勇吾にあるでしょう。成績優秀でサラリーマン家庭に育った彼は、農業とはなんの縁もありません。
進学校での競争によって心身をすり減らし、彼は半ば逃げるように農業高校へと進学します。
しかしそこで出会ったのは、カルチャーショックの嵐とも言える学校生活と、自分を認めてくれる仲間たちの存在。
一度は完全に自信喪失してしまった彼が新たな出会いや挑戦をする。そんな懸命な姿に自分を重ねると、きっと何かを始めたくなるはずです。
農業も選択肢としてはあるのかなと思うのですが、僕は腰を痛めているのでちょっと・・w
『花咲くいろは』
こちらも『銀の匙』と同様に、高校生を主軸にした物語です。
石川県のとある温泉街を舞台に、ひょんなきっかけからそこで仲居として働く事になったヒロイン・松前緒花の奮闘と成長が優しいタッチで描かれています。
旅館、接客業というのは想定外の出来事やトラブルの連続ですからね。
そんな中、「お客様を第一に」という意識で旅館の従業員が一丸となってはたらくその姿には高いプロ意識を感じさせられます。
仕事ってこうやるべきものなんだな…という思いに浸れる作品です。ぶっちゃけると緒花ちゃんが可愛いので一緒に働きたいw といってもこれまた腰を痛めそう(笑)
冗談はさておき、『花咲くいろは』はストーリーの構成も非常に良くできているんですよね。
特に緒花と母・皐月とのやりとりや、最終話は本当に「ボロ泣き注意!」とも言えるような内容でして・・まあ泣きましたよ(笑)
ネタばれはしませんので、仕事の素晴らしさ、そして優しい気持ちに浸りるためにぜひ借りてみてください。
いかがでしたでしょうか?今回ご紹介した作品は、「仕事に対する気持ちを入れ替える」のにも良いですし、純粋にストーリーを楽しめる作品ばかりです。
気持ちが沈みがちな労働者の方もぜひ見て下さい!
(関連:ニートからでもやる気が出る転職までの経験談)