たったひと月で辞めてしまったスーパーから2年。

辞めた直後は、仕事を探さなければいけない焦りもあったが、タイミングを逃して結果はニートに逆戻り。

履歴書や職務経歴書の事を思えば、空白期間ができるのも怖い。求職者としては急ぐべきだったのだけど動けなかった。

スーパーに就職が決まった際は、奇跡の復活と思われたのか「ニートにならないためにはどうすればいいか」などとも聞かれたりしたけど「ごめんなさい。再挫折してしまいました」という状況だ。

 

今度は、中途採用として再就職を狙うべくハローワークを利用するようになる。

就活は”1人でやるから腰が重くなる”という面もあるように思う。少なくとも僕はそう。殆どの人は、一斉就活の流れに乗っているからこそ動ける心理もあるのではないか

 

誰かが変わりに仕事を見つけてきて、「ここに面接に行って~」という流れがあると、ニートの一部は負担軽減になるかと。

仕事は選んで当然だが、特にやりたい事の無い人には、適当な仕事を選んでもらうシステムがあるといいのにと思ってしまう。

そんな横着な人間である僕も、さすがにずっとニート状態ではいられない。「就職活動といえばハロワ」と言わんばかりにハローワークの門を叩いた。

ハローワークや労働局を盾に、ブラック企業から身を守れ

過去に、ハローワークに行く事をためらって引きこもり・ニートの時代を過ごしていた事もある。

就職案内してくれる窓口といえど、自分のような社会不適合者には席が無いと思っていたからだ。

 

しかし、そんな抵抗を示す必要が無い事をここで知る。

よくも悪くも、流れ作業のように仕事の斡旋が行われているハロワ。ここには毎日たくさんの人々が押し寄せる。

そうなると「ニートだから」とか「引きこもりなんか」という目で、いちいち見る余裕など職員にはない。

 

ハロワという場所は、個々の都合をじっくり聞いている暇がない。みな一様に「仕事の無い人」として見られるだけ。無職歓迎所だ。

そう思ったのは、前職の話を職員にした時だ。

「また同じような上司や職員がいるとキツイ」と愚痴をこぼすと、「そういう時はここ(ハロワ)や労働基準監督署に言いなさい」と言ってくれた。要は、弁護士なりなんなり反発手段があるということ。

 

大ごとにしたくない労働者が大半なので、ブラックな職場には「圧力」としてハロワなどの機関が注意喚起する事もできると言ってくれた。これによって、再就職への不安感はやや収まりを見せる。

実際に訴えなくても、守ってくれる姿勢のある場が存在するのは大きい。電話などで相談できたりと、雇用者のプライバシーにも配慮される。

 

人間関係で挫折したニートに、工場バイトの面接を進めるハロワ

僕の話は上司や店長への不満ばかりなので、職員から「人間関係の悩み」を抱えやすいタイプと指摘された。

人間関係でつまづいているのは、前職だけでなく学生時代からだったが。。

 

すると、担当職員から「人との摩擦を減らす仕事として、工場のバイトを選ぶ人もいる」と教わった。

工場バイトがどれくらい人との関係を減らしてくれるのかは不明だったが、人間に恐怖を抱いていたので話を聞き続けた。

 

そして、ここから求人検索を使う度に「工場作業」を狙うようになる。

パソコン関係の仕事も探していたのだけど、資格も技術も素人なのであっさり断念。そんな中で、工場でのバイト求人の面接を受けてみるよう提案された。

 

【フリーター向け】工場バイトの面接で聞かれた具体的な内容

工場は人手が足りない事が多く、ハロワでは比較的募集が多い仕事だ。

機械化で流れ作業がロボットに変わりつつある今も、どうしても目視が必要だったり、品質保持のために手で触って確かめる事は求められる。

 

面接には普通のスーツを着て行った。簡単に担当者との会話をするだけなのはバイトだから。

この職場だけなのかはわからないが、工場らしい面接の質問と思った事をまとめておく。記憶に残っているレベルだが、役に立つ人もいるだろう。

 

① 立ちっぱなしの仕事は問題ないか(足腰の持病などの有無)

この質問は、デスクワークのように座ってできる仕事にはならないという意味。人によっては、ずっと立ちっぱなしの状態が辛くて辞めて行く。僕の場合は、こういった部分は問題無かったので自信を持って「問題なし」と答えた。

② 集中力の持続に自信はあるか

工場作業の特性上、いちど作業が進み出したら一人休憩というパターンは少ない。もちろん急な不調なら変わってもらえるが、すぐに休み始めたり集中力が途切れると全体が停止する。

ほとんど軽作業なので心配するレベルでもないが、話を盛り気味に面接官の圧迫もある。

③ 「楽をしたい」という動機で工場業務を選んでないか

これを聞かれた時は、少しドキッとなった(笑)工場は、人と関わる度合いが他業種より少ないのでコミュニケーション負担が減少する。立ちっぱなし流れ作業に苦が無ければ、仕事として成立するからこそ逆に聞かれるポイントだ

 

実際に僕のようなタイプの人は、面接にやってくる。僕が入ってからも、ニート・フリーターの採用は実際にあった。

未経験も採用されやすい業種だ。それゆえに、「工場仕事=楽」と思い込んでやって来る人も多い。まあ、楽なんだけど(笑)

 

ここは人によるが、甘めに見ているとあまりの単純作業の繰り返しで1週間も持たず辞めるケースもあるとの事。

釘を刺される感じだが、「大丈夫です」と答えておいた。

 

面接希望の会社のサイトくらいは目を通すシミュレーションを

志望動機などは定番なので、希望する職場のサイトくらいはしっかり読んでおくといい。

嘘でも「御社で取り扱われている製品は、我が家でも使っておりまして~」など言えれば対策は打てる。

 

質問事項は、事前に頭の中でシミュレーションしておくと良い。

フリーターとしてのバイト採用面接の影響か、特に試験の無い会社だった。正社員なら筆記くらいはあったんじゃないかと思っている。

 

【単調な労働の日々】工場バイトの雰囲気

前職から空白期間があったのに、あまり気にしない面接官だった。その影響か何事も無かったかのように採用決定。

服装は「汚れても大丈夫なもの」「動きやすいもの」という条件アリ。

食品を扱う仕事なのだけど、流れてくる野菜のパッケージを箱詰めする。単調で人と話さない仕事として、工場の仕事はコミュ障っぽい人に向いている。

 

僕がこの空間を受け入れたのは、人とのストレスがスーパーに比べて極端に減ったから。ブラック過ぎる企業と比べたらどこでもストレスは減りそうだけど。。

2chネタで、刺身にたんぽぽを乗せる工場の仕事などがあるが、あれほど単純でなくても近い事をした。毎日のようにルーチンワークとしてこなせる人は天職と思えるはず

同じようなバイト、パートスタッフが多く、休憩時間などは関わった。それ以外での干渉は、せいぜい仕事の教えを請う時のみだ。

 

【フリーターの低賃金】やりがいを感じられないので辞めたw

しかし、楽だった工場仕事も続かなくなる日が来た。というのも、全く賃金が上がらない

バイト契約のデメリットはここにある。確かに仕事を覚えていくと、本当に何も考えずに淡々と作業をしていればお金は貰えるようになる。

 

ただし、それに疑問を抱くとしんどい。スキルが上がっていたりするとまだマシなのだろうけど。

1年が終わって、次年度の契約で時給も上がるには上がったが20円。20円くらいなら「焼け石に水」なのでやる気には繋がらない。

それでも、対人ストレスフリーなので辞められないジレンマに。

 

また、やりがいの無さも気になった。「仕事にやりがいを求めるな」と言う人もいるが、あれはおかしい。

ロボットに対していうのであればわかるが、心を持って働いている人ほど考えるものだ。けっきょく、2年で燃え尽きて工場を辞めている。

 

工場労働は比較的ニートからでも採用されやすい傾向がある。

単純労働なので、いきなり正社員がキツイ人のステップとして応募するならアリだ。

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