初就職は、わずかひと月で辞める事になるスーパーのスタッフだった。しかも正社員で雇用されていたビックリ条件。

というのも通信制時代、レポートは丁寧にこなし、スクーリングも休まず登校していたので先生から信頼されて気にかけてもらっていたのだ

 

卒業も間近に迫っているのに、仕事がなかなか決まらない姿を見かねた担任が「このスーパーであれば多少の推薦はできる」と勧めてくれた。

過去に卒業して就職した生徒もいたらしく、「学業を真面目にしている」という話から、面接を受けさせてもらえる事になりあっという間に内定確定

 

業務内容はグロサリー部門を担当。グロサリーとは、一般食品などのコーナーを幅広く担当する仕事だ。

商品補充など店舗状況を判断して品の出し入れをする。なかなか仕事が決まらないニート兼学生のような存在から、一気に正社員としてスタートを切る。

通信制卒業でも、新卒採用してくれるケースになった。先生の推しもあっての正規雇用スタートになったので、やる気に満ち溢れていた。

せっかくの正社員待遇も、わずか1カ月で辞めたくなった理由

もともと人生が上手く進んでいなかったのに、このスーパーに入社した事でより悪化したように思う。

「正規雇用になる」と聞くと、ニート人生が一発逆転したかのように感じていたのに・・・。

 

4大卒でも仕事に辿りつけないこのご時世。通信卒業から正規雇用に進めたのは、順当な人生に入るので正直ぼくには勿体ないくらいだった。

先生が推薦してくれなければ、バイトからのフリータースタートしている。もしくは、またニート生活かも。

 

しかし、ぼくのような立場から正社員になれた「お得な条件」には「裏」がある。やっぱり普通なところがいい。

例えバイトからのスタートでも、数ヵ月おいて正社員になれるなら問題ない。いわば入社から正社員こそ「餌」だったのだ。

 

おそらく良い人材があまりいなかったと思われるこのスーパーは、問題の多い職場だった。

典型的なブラック企業で、パワハラもセクハラも休日出勤もあるフルコース仕様。入社1週間でどれだけ、「この会社はおかしい」という目で見た事か。労働局に訴えられるレベルだ

 

①ここが酷いよブラック企業 「パワハラが酷い」

まずはパワハラ。近年は、年功序列なども廃止され、実力主義の制度が取り入れられる傾向があるのをご存じだろうか。

しかし、仮に実力主義の仕事であろうと、先輩や年配者の方には敬意を払うのが人としての礼儀

 

さらに僕の担当部署の上司はクソだった。この糞上司は、当スーパー始まって以来のスピード出世を遂げた人材らしく、若くしてチーフに就任していた。

そのため、年上の先輩を使う側に回るのも早かったという。(パートのおばさん談)

 

まともに人間としての礼儀を教わる前に、指示を出す立場になってしまった。

仕事が出来たり、周りよりも給料が多いだけで「自分は偉い」と勘違いするようになったと周りからは言われる天狗チーフ。

 

仕事で「使えない」と判断した人には徹底的に言葉のパワハラを加えた。「クズ」「ボケ」「アホ」などは日常茶飯事。

酷い時には「うんこ」などと先輩を呼ぶ事もあり、散々なチーフだった。僕が一発殴りたかった上司ランキングでは、もちろんトップクラスになる。

 

②ここが酷いよブラック企業「店長黙認!?超セクハラが横行!」

セクハラも酷かった。

男性スタッフには「男たるもの仕事で成果を上げろ」とうるさく、女性スタッフには「女は笑顔で乗り越えろ」とやたら性別による役割分担を強いる。

 

覚えている名ゼリフは、「ブサイク男はテキパキ仕事!ブサイク女は愛きょう最強!」とワケが分からない。

この発言は今ならアウトになると思うが、今も普通に言ってそうで怖いブラック企業。それくらい一本のネジが飛んでしまったチーフだった。

 

店長も黙認しているのは、売り上げが良いから。糞上司は営業成績がいい。

商品の配置センスも良く、他部門のチーフに助言をしたりと組織内での土台作りにぬかりなし。直属の部下からはひんしゅくを買いながらも、立ち回りだけは称賛されていた。

 

③ここが酷いよブラック企業 「頭の悪いチーフのせいで休日出勤」

糞上司のせいで休日出勤も当たり前。断ればいいのだけど、上司の考えが「時間内で出来ないなら時間外で取りかえせ」という人。

休みでもチーフから「昨日の販売計画書はどこにあるんだ!」と電話がくれば、職場に出ないと行けない雰囲気になっていた。

 

「電話で教えた通りに探せよ」と思うが、物を見つけるのだけは下手くそ。ある意味の嫌がらせだとも思う

またチーフより先輩の社員でも、立場が部下に該当している場合は休日にでなければいけない。

 

このように、チーフの気まぐれで「あの件はどうなった?」と説明を電話で求める悪質さが部下をイライラさせた

結果的に、どうでもいい内容でも糞上司への謝罪のためだけに休日返上で出てくる人もいた。

僕は1カ月で辞めたが、それでも何度か休日に出てくる先輩を見ているので問題の多いスーパーだと思った。他部門もこんな感じだったのかは不明。

 

④ここが酷いよブラック企業「体育会系ノリ」の飲み会がウザい

やっぱりか。。と思ったのは、このチーフがバリバリの体育会系出身だった事。サッカー部のキャプテンだったらしく、中高と活躍していたらしい。

飲み会ではサッカーに例えて仕事の解説をするのだけど、かなり酔っていてウザいし意味不明。

 

ブラック企業の特徴でもある「飲みニケーション」だが、やはり他部門のチーフも偉そうに語りつくす会社だった。

面白いのは「昔の部活はきつかった」の話なのだけど、どの部署のチーフも似たような事をいうので正直アホくさい。

 

乾杯の音頭も、バカみたいな発声練習をするかのように声を出すのでバカ丸出し

小さい会社なので、有名ブラック企業のようにネットに名前を出されないので助かっているだけなのに。

 

まるで自分たちが「スーパー業界の天下」とでも言わんばかりの態度が気持ち悪い。

「お店に迷惑なので、静かに飲めよ」と言える人は店長くらいなのに、店長も若い女子のバイトにお酌をさせているだけ。

体育会系もキレイなところはキレイなので、こうはなりたくないものだ。一か月で辞めたのに、無駄に2度も開催された飲み会の意味もわからない

 

「このブラック企業に未来はない」と思う会社は早く辞めるに限る

 

このように辞めたくなる要素満載だったので、軽く辞表を提出する流れに。

特に、店長から引きとめを受けなかったのは「辞めるスタッフ」の存在そのものが日常だったからなのだろうか?いずれにせよ、未来の無い企業だと早い段階で見切った。

 

理由もほとんど聞かれないので、あっさり辞める事ができたのは不幸中の幸い。場所によっては「辞める理由」をしつこく聞かれる。

ダメな企業は、人の事情に首を突っ込んでくるので無視するのが一番

 

スーパーでの一連の体験がトラウマとして残り、次の就活への気持ちを萎えさせていた。

面接を受けるのも怖かったり、採用されたとしても「同じようなパワハラ企業だったら・・・」と思うと行動できない。

しばらく休養して再就活をしている。

 

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