- 「20代が活躍している職場です!」
- 「40~50代の方も頑張っています!」
これらのフレーズは求人票を見ているとよく書かれていますよね。
ぼくもあまり詳しくなかったのですが、「貧困のハローワーク」という本を読んでいて深い意味を知ることができました。
求人票をなんとなく見て、応募をあっさり決めていた人にご紹介しておきます。知っておいた方が良いですよ。
意味も無いことを求人票に書くことはない
「貧困のハローワーク」という書籍は、低所得層やブラック企業で働く人たちにスポット当てたノンフィクション作品です。
その中で、求人票の意図について書かれていたのでご紹介しておきます。
募集広告で「20代、30代の女性が活躍しています」となっていたら若い女性に来て欲しいと思っているわけで、そういうところに50歳過ぎのオヤジが応募したって相手にされない。
「元気な仲間が待っています」というのは、体力勝負の職場で、これもオジサン、オバサンはお断りという裏メッセージなのだ。
何も知らないと「ふーん」で済ましてしまいそうな話ですが、裏メッセージの意味を知ることで、採用基準としてだれを採用したいのかチェックすることが可能になるのです。
ただ意味も無く、職場で活躍している人の年齢や性別を書いているわけじゃないと覚えておく必要があります。
つまり裏を返して読み取る力が必要になるという事です。これらのことから、よくありがちなキャッチーなコピーを読むと以下のようになります。
「20代が活躍している職場です!」
意味:若くて元気な人たちが活躍しています!だから、体力の無い年配者は応募してこないでください。
男女雇用機会均等法を始めとして、平等の概念が求人の場では言われるようになっています。それでも、採用できない人材は採用できないのが暗黙のルールと言えるでしょう。
仮に保育園が求人で募集したとしても、男性よりは女性を想定して応募を待っているはず。男性が欲しい場合は、堂々と「男性保育士の応募をお待ちしています」と書けるわけですから。
男性を取るつもりが無くても、表向きは取るふりをしていないといけないので、応募する側・される側。どちらにもメリットが無いんですけどね・・。
「40~50代の方も活躍されている職場です」
40~50代の採用に言及している広告についても、次のように解釈が書かれています。
募集広告を見ていると40代、50代も活躍中と書いていることがある。どういうことかというと、この年齢では次の仕事を探すのは困難。郷里に妻子がいる人は簡単には辞められない。
だから、多様きついシフトや仕事内容でも文句を言わずに働いてくれるから。
「なるほど!」と思わず言ってしまいそうな意味ですね。確かに、結婚している妻子持ちの方の場合は、嫌でも働いてくれるというのは理解できます。
ぼくみたいに、「30代なら転職も余裕」という人も、子どもがいると行動が取りづらくなりますからね。
そういう意味で求人票を見ていると、ざっくり読み取るだけではもったいないことが分かってきます。
「30代」と求人に書かれていたら、応募していいターゲット層であることは間違いない
とはいえ、ネガティブに捉える必要はないんですね。特に20代、30代くらいだと求人に「20~30代活躍中」と書かれていることは多いです。
確かに、若手で体力のある人材を欲している意味で書いているのですが、少なくとも書かれている年齢をターゲットにして採用するつもりなのは間違いないです。
体力仕事とネガティブに捉えずに、前向きに採用される年齢なんだと受け止めるべきです。
「20~30代が活躍している」と書かれている求人で、わざわざ40~50代を採用しようなんて思わないですからね。
最初から採用する気の無い求人に応募する前に、ある程度の採用目安がついた「年齢指定求人」を、こちらからターゲットに攻めてみるといいですよ。
リクナビNEXT

もちろん、詳細を読んでみて判断すべきところですが、このように「30代はまだまだ諦めず積極的に応募できる環境にある」という励みにとらえて頑張っていただければと思います。
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