「コミュ障だから仕事に自信がない

派遣会社には、コミュ障の傾向から仕事に自信を失い来所される方もいます。

人材アドバイザーとして、彼らにどんな仕事を紹介しているのかというと・・そこまで変わったことはなく、ごく普通の仕事なんですよね。

 

「仕事だから紹介している」というわけでもなく、「ああ・・これくらいの方なら問題なく紹介できるな」と本気で思うからです。本当に無理な方は紹介しませんから(汗)

しかし、コミュ障傾向の強い方は、決まって最初は「無理!」というんですね(汗)ぼくも過去にはコミュ障だったので気持ちは理解できます。

 

でも、コミュ障を気にしている方の大半は、仕事選びで失敗してきただけなんです。そのため、コミュ障の方でもマッチングする職種を選べば問題ありません

そこで、今回は

  • コミュ障な自分にできる仕事は少ないと思っている
  • もしコミュ障を気にしなくていい仕事があるなら聞いてみたい

こういった思いがある方に、実際にコミュ障と言われる方に「ウケのいい仕事」をまとめてみました。

ダウナー系?アッパー系?【コミュ障に困り気味のスタッフさん事例】

「適確な仕事を紹介されたら大丈夫」と言われても、正直うさん臭いと思います(笑)

「自分はコミュ障の中でも、とても状態が酷いんだ」という方もいますからね・・。

 

そのため、先にコミュ障に困り気味のスタッフさんの事例をお話しておきます

「自分に該当するかも?」と思っていただければ、同じような方でも就職できると自信になるはず

 

最近は、コミュ障もダウナー系、アッパー系と分けられているようですが、ぶっちゃけあまり気にしない方が良い話ですね。

気にし過ぎると、結果的にネガティブになるのでこだわらない方がいいんですよ。そこで重要なのは「適正」になります

それでは、どんなコミュ障の方が、ぼくの勤める派遣事業所にいるのかパターンでお話しますね。

 

空気が読めない

空気が読めないというコミュ障の方がいます。

30代後半の男性ですが、周囲の雰囲気などが分かりにくいので、的外れなことを職場で言ったりするようです。

周りから浮いたり、変に緊張した状態が続くので働くのもしんどくなります。

空気が読めないなら、読まなくてもいい環境に進むべきだとぼくは思うので、アドバイスする際にも空気を無理に読む必要はないと伝えています

仕事外では周りと打ち解けられない

仕事という枠に入ると関係を築けるけど、仕事外の飲み会などでしんどい思いをしている人もいます。これ、ぼくもなんですが・・(汗)

女性で20代後半の方なのですが、仕事で決まっていることなら話せるけど・・他は打ち解けられないという悩みを持っている人がいるんですね。

そのため、なるべく飲み会がないところや、仕事のことを話すだけの関係が好まれる仕事を紹介してまとまりました。

息抜きで人間付き合いが必要な会社とかは、避けるべきなので。会社がバリバリの体育会系とか、避けておいた方がいいですよと助言しております

自己主張が強く折り合いが付きにくい

アッパー系と呼ばれる方は、自己主張が強く、職場でも意見を巡って争うこともあります。

生真面目な方に多いのですが、言ってしまった後に言い過ぎたと悩むタイプ。

最初から言わないという選択はなく、とにかく言わないと気が済まないので仕方がないのですが・・。

これも一長一短で、ズバズバ言える人が優遇される職場では向いています。遠慮して言わないのは、会社のためにならないケースも多いですからね

上司や先輩が傍にいると緊張してしまう

仕事の責任を重く受け止め、上司や先輩が近くにいると、緊張感が高まる方もいます。

上司にあれこれ言われるのではないか、怒られないかと警戒しすぎるので本人さんは大変なんですね。これ、ぼくも一時期ありましたが同じ悩みの方はいます。

そのため、こういった方は同世代でのんびりできる職場を紹介して、ゴリゴリの命令が出にくいところで働いてもらっています。

あまりにも世代が離れた人と働くと、けっこう口煩く言われる感覚が出るので、どういう人が働いているか聞いてから就職するといいですよ

コミュ障は改善するより、受け入れられる職場を探すべき理由

コミュ障の方も、改善のことばかり考えず、できる範囲で受け入れてもらえる職場を探すべきです。

何というか、みなさん相談に来られても、克服することばかり考えているんですね(汗)

 

理想としては改善できることなのだと思いますが、本質は仕事をバッチリこなすことですよ改善しても仕事場が合わなければ意味はありません

そのため、改善すべきことかもしれませんが、「コミュ障傾向があっても受け入れられる仕事探し」が重要になります。理由をまとめますね。

「治せ」と言われて治るなら最初から困っていない

治そうとしたり、治せと命令されて治るなら、そもそも悩みませんよね。治るなら誰も最初から困らないですから。

そのため治すことを考えるより、自分に合った職場や職種に近づく方が早いのは言うまでもありません。

 

これは、ぼく自身がアドバイザーとしてすぐに対処できないからというのもありますが。

実際、コミュ障を治すって意識することじゃないんですよね。安心できる環境で過ごす中で、自然に改善されるものだと考えています

コミュ障の傾向がある方も、仕事をしたいのは事実なので、治すことにとらわれ過ぎない考えを持つべきです。

改善には時間や、無理が伴うため「今すぐの悩み解決」は困難

ちなみに、コミュ障を改善しようと思うと、時間は勿論かかりますし、無理も伴います。急げば急ぐほど、負担を背負うんですよね。

そのため、よっぽど治したい方以外は、無理をしない方がいいのではないでしょうか。

 

ぼくも昔はコミュ障傾向で悩んだのですが、気が付くと「そういう問題を抱えたこともあった」と過去形で考えられるんですね。

これは小学生の悩みが、大人になっても続くことはないのと同じです。自然と無理のない環境に適応したことで、コミュ障の悩みも和らいだという感覚

無理に治そうとする努力ができるなら、それよりも自分に向いている仕事を探す努力をすべきと言えます。

元々の性格によるケースも多いので否定する必要はない

コミュ障の傾向にある方は、元々の性格が関係していることも多いです。

相談の最中に「私、ちょっと学生の頃から人との関わりが苦手で・・」と言われる方もいますが、それは性格もあると考えています。

おかしくないですか?世の中の人、すべてがみんなコミュニケーションを円滑に出来ていたら。だからこそ、何もかも否定的に捉える必要はないんですね

 

むしろ、出来ない人の方が多いから、困っている人が多いとも言えます。コミュ障が変にピックアップされるのも今の時代ならではですし。

そういった部分は、コミュ障と考えず、性格的なものなんだと思う事も必要です。何でもかんでも障害みたいな扱いにしていたら、苦手意識で余計に問題が膨らむだけですから。

コミュ障な方に紹介して感謝されやすい!おすすめの仕事7つ

それではぼくが実際に、コミュ障(自称)というスタッフさんに紹介してきた仕事をまとめてみました。

彼らから「紹介していただいてありがとうございます!」といった感謝も受けたりするので、「適正を考えれば全く合わないことは無い」と確信しています

もし仕事探しに悩んでいたら参考にどうぞ。受け入れてやってみるチャンスはいくらでもありますよ。

【介護職員】人見知りでも、周りに気にせず受け入れられる仕事

これはぼく自身の経験からも言えるのですが、介護ってコミュ障な人に向いてるんですよ。相手をするのが、高齢者というのが肝なんですね。

お年寄りはある一定の緊張感を打ち砕いて関わってくる人ばかりです。緊張感ってある種の若者の間で起こるものなんですよ。同世代とか年齢が近いと変に意識しませんか?

 

それにくらべ介護が必要な人は高齢者。

そこまでがっつりコミュ力も要りませんし、「会話が苦手なんです」とか苦手に思うことを、コミュニケーションとして素直に伝えてもいいくらいですw

「それがどうした」って顔をされるくらいですよw

コミュ障の概念もない時代の人たちだからかもしれませんが。実際に働いてもいいと思うなら、コミュ障の方には全力プッシュしたいのが介護です。

(関連記事 ~もう介護業界しか行けない?でも無資格?な人の為の求人サイト~)

【工場、製造業】不器用でも覚える作業がテンプレ化すれば安心

工場や製造の現場だと、コミュニケーションを取っている暇はありません。

「周りに気を遣うなら、仕事にどんどん気を遣って!」と言う環境だからです。

 

実際、あまり人と関わるのが困難だからと、工場業務に行かれる方もいます。

パーツの組み立て系の仕事に進まれた方なんですが「人と接する時間が少なくて気楽ですね」と喜ばれたこともあります

ぼくは程よく人と関わりたいコミュ障傾向があるのですが、ガチで人と関わるのが面倒な人は、工場や製造業務を考えるのもいいでしょうね。

 

未経験者の方は、仕事内容が心配かもしれませが、不器用な人でも覚える作業がテンプレ化するので慣れれば問題ありません。

(関連記事 ~30代から高収入を目指せる工場労働!!【求人まとめベスト3】~)

【機械オペレーター】コミュ力より、いかにマニュアルを理解するか

機械オペレーターなどは、場所によりますが狙い目の仕事です。

マニュアルに従って仕事をやるので、そこまで難しい話では無いんですよね。

 

オペレーターなので、あまり人と繋がってチームワークを求められることがありません。(まあ、ウチの派遣の取引先での話ですが)

コミュ力よりも、マニュアルを理解する力が要るので、興味があれば調べてみるといいですよ

一般的な求人が多いサイトなら、取り扱っていることが多いです。非公開求人などと一緒にチェックしておくといいですよ。

 

【警備員、施設管理員】コミュ障傾向の方に向いている仕事として人気

警備系の仕事は、孤独な時間も増えるので、あまり人と関わるのが得意でない方にも向いています。

警備、施設管理など、一人でも淡々とやれる人なら向いています。一人で警備している仕事を見かけたことがある人は、イメージしやすいはずです

 

ぼくの勤める派遣事業所からも、警備員の仕事などは紹介してきました。人との関わりがしんどくて、すぐに仕事を辞めていた男性がいたんですが、謎なほどに仕事が続いていますw

ぼくが今の派遣事業に入社したころからなので・・、かれこれ2年くらいですかね。人を気にせず、自分のペースが守られやすいため向いているようです。

女性でも志望すれば任せてもらえるので、もし仕事が無いか聞く機会があれば、求人コンサルタントの方に聞くといいですよ。

【コールセンター】電話の仕事なので、顔が見えない気楽さがある

話すのが苦手でコミュ障と言っている方の中には、電話なら大丈夫という人もいます。

派遣事業所に来られた時はガチガチの方も、コールセンターで働き始めると生き生きされていたりますね。

 

おそらくですが、相手の表情を気にしたり、対面で話すことに抵抗がある方だからなのだと分析しております。

ぼくも以前、話している時に相手の表情が気になることがあったんですが。電話なら顔も見えないので、緊張感は下がるんですよね。

相手の顔色を窺わなくていい、そのまま電話をしているスタイルなので、コールセンターはある意味で向いていると言えます

【事務スタッフ】できるだけ黙って仕事ができる人材が求められる

事務スタッフは定番ですが、黙々とデスクワークをする作業なので、コミュ力よりも作業スピードが求められます。

人間付き合いも重要にはなりますが、入社のしやすさなどからは人気しがちですね。

 

「事務の仕事が良いんですが」という問い合わせはよく受けてるのでわかります。

黙ってできる仕事で、周りとそんなに関わらなくていい。こういった条件は揃っているので、狙うならチャンスです

ただ、女性が採用されるケースが多いのが難点かと。男性でもオッケーになるところは、人材アドバイザーや相談員さんに聞いて探してみるといいですよ。

【エンジニア】パソコンが極度に苦手でなければ

エンジニアの仕事も、コミュ障系の方には勧めることがあります。エンジニアと聞くと、パソコンアレルギーで無理だと判断する人もいるのですが・・。

ぼくが紹介しているのは、未経験者からでも始められる、社内のシステム管理を行ったりする人の事ですね。

 

多少なりにパソコンの知識を持っておく方が良いのですが、実務などこれまで経験のない人でも雇われます。

ガンガンにパソコンを使って遊んでいる人などは、未経験者募集のエンジニア求人は目を通すと良いかと

何しろパソコンの前にいることが主な仕事なので、コミュニケーションを取っている時間はやはり短いですよ。ぼくはおすすめして紹介することがあります。

まとめ コミュ障はすぐに改善できないけど、相性のいい仕事は見つけやすい

コミュ障だろうと、気にせずに働ける場所はいくらでもあります。

「すぐに改善しよう」と思うとしんどいですが、働きながら相性のいいところを探す方が賢い動き方になります。

 

大事なのは、コミュ障だと思い込み過ぎず、自分なりに頑張れるところを探すこと。

  • コミュ障は克服してから仕事を探すものだと思う
  • あまり人と関わらない仕事をやってみたい

こういった願望のある方なら、まずは求人を探して、担当アドバイザーなど専門家に質問してみて下さい。

 

実際に、コミュ障って、一般社会ではそこまで目立つ問題じゃないんですよ。仕事に来ないとか、時間を守れないのが一番困るという感じ。

「コミュ障で困っている・・だけど、相談しながら仕事を探せば何とかなりそう」というレベルの方なら、まずは一歩から動いてみた方が早いです

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